第35話・僕らの大切なもの

浩平たちは祭壇のある部屋へとやってきた。
現在のおおまかな強さは以下の通り。

浩平   レベル:39 攻:282 守:293
往人   レベル:37 攻:240 守:260
観鈴   レベル:36 攻:148 守:246
サンチョ レベル:36 攻:205 守:151
ピピン  レベル:32 攻:217 守:169
フローラ レベル:28 攻:124 守:164

浩平   HP:332 MP:163
往人   HP:260 MP:139
観鈴   HP:236 MP:160
サンチョ HP:358 MP: 63
ピピン  HP:285 MP:  0
フローラ HP:190 MP:140

上記は最大値であり、サンチョはMPを少し消耗、
フローラはMPが半減した状態である。
一行は来る戦いに備えて、
魔法の聖水やエルフの飲み薬で主力メンバーのMPを全快した。

浩平たちは、祭壇のある部屋のさらに奥へと進んだ。
進んだ先は薄暗い部屋で、奇妙な風体の男(?)がいた。

「ついにここまで来たか。伝説の勇者とその一族の者たちよ。
 私が誰であるかそなたたちにはすでにわかっておろう」

……ええと、どちらさんですかー?

「魔界の王にして、王の中の王、ミルドラースとは私のことだ」

そのくらい知ってるよ! わざとだよ! ついだよ!

「気の遠くなるような長い年月を経て、私の存在は遂に神をも超えた」

あはははーっ。こいつ神信じてるよ!

「もはや神の封印を解くのにエルヘブンの民の力などいらぬわ」

神の封印……ひょっとして魔封破か!?
こいつ、よくみたらピッコロ大魔王に似てないこともないし。


「さあ、来るがよい。私が魔界の王たる所以を見せてやろう」

かくして、最後の戦いが始まった。

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