第28話・倒されるより 倒したい

大神殿に侵入した浩平たちは、程なく、伝説の勇者の装備していたという
鎧を守っている兵士に遭遇。話しているうちに、敵は怪物に姿を変えて襲い掛かってきた!

☆VSへびておとこ
敵はへびておとこ1匹。こちらは浩平、往人、観鈴の3人で、馬車はない。
戦闘開始直後、多少のダメージを受けたものの、浩平と往人の攻撃で1ターンで葬った。
どうやら、見掛け倒しだったようだ。

へびておとこが守っていた天空の鎧を手に入れ、往人に装備させる。
さっき買ったばかりの炎の鎧はムダになったが、往人の守備力が上がった。

ていうか、身も蓋もなくいとも簡単に手に入る伝説の鎧ってどうよ?

その後、神殿の内部に侵入する。
しかし、浩平たちは他の信者達と違って魂を抜かれていないと気付いた兵士が、
モンスターに姿を買えて襲い掛かってきた!

☆VSりゅうせんし
敵はりゅうせんし2匹。この程度ならすでにザコとしても登場する。
多少のダメージは受けたものの、MPを消費することなく2ターンで撃破。

さて、一行は神殿の壇上にいる神官に会いに行く。
壇上には、1人の神官とフローラにそっくりの石像があった。
観鈴はストロスの杖を石像に使ってみたが、何者かの呪いによって石化は解けなかった。
意を決して、神官に話し掛けてみる。
神官は浩平の母のマーサ坂本だと名乗った。
浩平はどうしても信用できず、マーサを名乗る者に戦いを挑もうとした。

「よくぞ見破ったな! そうとも! お前の母などすでにこの世界にはおらぬわ!
 俺様はイブール様にお仕えする神官ラマダ!
 ここにいる人間たちのように、お前たちの魂も抜き取ってくれるわっ!」

そして、戦闘に突入する……。

☆VSラマダ
敵はラマダ1匹。
1ターン目、浩平の攻撃は80のダメージ。
往人はスクルトで味方全員の守備力を上げ、観鈴はバイキルトで浩平の攻撃力を上げる。
ラマダは浩平を攻撃し、スクルトの影響下にもかかわらずそこそこのダメージを与えてきた。
2ターン目、浩平の攻撃は215のダメージ。
観鈴はバイキルトで往人の攻撃力を上げ、往人はスクルトで味方全員の守備力を上げる。
ラマダは往人を攻撃したが、ほぼノーダメージ。
3ターン目、浩平の攻撃は194のダメージ。
往人の攻撃は会心の一撃! 452のダメージを与えた!
観鈴はバイキルトで自分の攻撃力を上げた。
ラマダは浩平を攻撃し、浩平は多少のダメージを受けた。
4ターン目、浩平の攻撃は211のダメージ。
往人の攻撃は196のダメージ、観鈴の攻撃は84のダメージ。
ラマダはベギラゴンを唱え、全体にダメージを与えてきた。
5ターン目、浩平の攻撃は224のダメージ。
観鈴の攻撃は87のダメージ、往人の攻撃は195のダメージ。
ラマダの攻撃で浩平は多少のダメージを受けた。
6ターン目、浩平の攻撃は227のダメージ。
ラマダをやっつけた!

……なんだ、こいつも見掛け倒しか……。
この戦いで、サンチョはレベル29に上がった。
同時に、ピピンはレベル22に上がった。

「イブール様、万歳! ぐふっ!」

ラマダは息絶え、魂を抜かれていた人々は正気に戻った。
さて、信者の人々に話を聞いたところ、石像に呪いをかけたのはイブールらしい。
信者の人いわく、イブールは「石像がここにある限り伝説の勇者など生まれはせぬ!」
と言っていたということ。確かに、イブールの気持ちもわからないでもない。
初対面から1ヶ月経たないうちに出産しただなんて、普通は思わないだろうから。
さて、信者の中にはさらわれたジージョもいた。
浩平が石になっている間にお世話になった家の子供だ。
浩平はジージョの父にやつあたりで蹴られたことを忘れてはいなかったが、
とりあえず、ラマダのいた場所に隠し階段を見つけ、イブールを目指して進むことにした。

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