第13話・そんなルドマンに騙されて

残りMP1になりながらもようがんげんじんをたった1人で打ち倒した浩平は、
サラボナに帰ってきた。
サラボナの町では、案の定火山で重傷を負ったアンディが運び込まれ、
フローラに手当を受けていた。

……コノヤロウ。(TДT)

重傷ぐらい何だよ。
こっちは、 キラーパンサーとスライムに棺桶引きずられて帰ってきた っつーの。

……自慢になってないけど。

さて、炎のリングを手に入れたことをルドマンに報告した浩平は、
水のリングを手に入れるため、ルドマンの船を借りて水路を北に向かった。
程なく水門に行く手を阻まれた浩平は、
水門を管理しているらしい山奥の村へとやってきた。
この村でもいつものようにツボからアイテムを失敬していると、
ツボの中の1つはあくまのつぼだった!
痛恨の一撃を4回ほど受けながらも、なんとか倒す。
さて、この村には服を着たままで温泉に入っている女の人がいた。
喜んでいいのやら悲しんでいいのやら……。
この村では、なんと、小さい頃に一緒に冒険したビアンカと再会することができた!
浩平が結婚するために水のリングを探していることを聞いたビアンカは、
水のリング探しに強力してくれることになった。かくして、ビアンカが仲間になった!
これで辛く苦しい一人旅からも解放される……。
それはそうとビアンカよ。

10年前の装備をまだ使ってるのはどうかと思うぞ。

ともあれ、ビアンカの装備を整えた浩平は、
レベル10のビアンカを鍛えるために、火山へと向かうことにする。

装備変更
ビアンカ:ヘアバンド→銀の髪飾り 皮のドレス→みかわしの服 いばらのムチ→毒蛾のナイフ

火山に入ってまだ探索を終えてない部分を探索し、
MPが切れたら戻るという行動を繰り返す。
途中、へびこうもりを倒したビアンカはレベル11に上がった。
ベホマスライムたちを倒したビアンカはレベル12に上がり、ラリホーを覚えた!
まものつかいたちを倒したビアンカはレベル13に上がり、バイキルトを覚えた!
ホースデビルを倒したビアンカはレベル14に上がった。
マドルーパーを倒したビアンカはレベル15に上がり、ベギラマを覚えた!
メタルスライムを倒したビアンカはレベル16に上がった。
ホースデビルたちを倒した浩平はレベル23に上がった。
ベホマスライムたちを倒したビアンカはレベル17に上がり、トラマナを覚えた!

さて、火山の探索を終える頃には、ビアンカは十分に強くなっていた。
浩平とビアンカは山奥の村で一泊し、水門を開けて水のリングを探しに旅立った。

船で水路を進んだ浩平とビアンカは、怪しげな洞窟を見つけて2人きりで中に入る。
毒の息を吐くガスダンゴ、スカラを使う上に攻撃力が高いマドルーパーなど、
イヤな敵が出現したが、倒しつつ進む。
途中、マドルーパーたちを倒したビアンカはレベル18に上がり、マホカンタを覚えた!
浩平は別のマドルーパーの落とした宝箱から守りの種を回収し、守備力が上がった。

さて、洞窟を進んでいくと、同じく指輪を探しているらしい男と遭遇。
すれ違ってしばらくすると、ビアンカが言った。

「失礼しちゃうわね。あの男、私のお尻触ったのよ!」

……なにぃぃぃっ! Σ( ̄口 ̄;

2人は気を取り直して進む。
浩平は宝箱から安らぎのローブを見つけ、ビアンカに装備させる。
そして、ビアンカが装備していたみかわしの服を受け取った。
別にヘンな目的に使うわけじゃないので、邪推しないように。

さらに進み、ガスダンゴを倒した浩平はレベル24に上がった。
そして、浩平は洞窟の奥でついに水のリングを手に入れた。
ルーラとリレミトでサラボナに戻り、ルドマンに話し掛ける。
これでフローラと結婚……かと思いきや、浩平の後ろにいるビアンカ
に気付いたフローラが、ビアンカは浩平のことが好きなのでは? と思ったようだ。
しかも、浩平もビアンカのことが好きなのでは? とも疑っているようだ。
ルドマンも、今日はこの町で一泊してどちらと結婚するかじっくり考えるようにと言う。
何気に、結婚するのは決定事項らしい。
ルドマン、謀ったな!

とりあえず、ビアンカとフローラと3人仲良く旅するってのはダメですか?

……冗談を言っている場合ではない。
浩平は宿屋に泊まったが、眠れないので夜風に当たっていろいろ考えることにした。
さて、夜の町は早くも浩平の噂でもちきりだった。
みんな、浩平がどちらと結婚するか気になっているようだ。
こいつら、絶対トトカルチョしてる。
そう思いつつも、浩平はルドマンの別荘に泊まっているビアンカに会いに行った。
ビアンカも気になって眠れないようだ。
ここでビアンカと話している間に誰かがうっかり
外から鍵をかけてしまって、しばらく2人っきりで閉じ込められる

などといういちご100% みたいな展開には、幸か不幸かならなかった。
そして、フローラの屋敷にもこっそり忍び込んで、フローラと話そうとしたが、
フローラはすやすやと眠っていた。
自分の結婚相手が相手の一存で決まろうかというときにぐっすり眠れるとは、
この娘、実はものすごい大物なのかもしれない。


そして、運命の夜が明けた。
ルドマンの家に呼び出された浩平は、本当に好きなほうにプロポーズするように言われる。
浩平が選んだ相手は……。

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