外伝第6話・密かに・リターンズ!

ユキたちは、全滅寸前に陥りながらも、
トルネコとブライのまさかの活躍 によって、エッグラとチキーラを倒した。

チキーラ「はあはあ……。うーむ、なかなかやるな! 楽しかったぞ!」
エッグラ「うむ! ひさびさに楽しかったな!」
チキーラ「よしっ、今日は気分がいい。お前らにほうびをやろう!」
エッグラ「ずるいぞ! わしが先に言おうと思ってたのに!」

……2人の後ろにあった樹の絵に花が咲いた。

エッグラ「さあ! これですごーくいいことが起こったはずだぞ!」
チキーラ「うむ! これはどこかの樹に珍しい花が咲いたということだな!」
エッグラ「タマゴとわしにものすごーく感謝しろ! わははっ。」
チキーラ「それを言うならニワトリにわしに感謝するのだ!」
エッグラ「なにおう!」
チキーラ「なんだとう!!」
エッグラ「よーし。今度こそタマゴの美を教えてやる! ……ん?
     なんだ。まだいたのか。もう用はないぞ。早く地上に戻ってみろ。」

その後、エッグラに教えてもらった通り、火山の中に飛び降りる。
すると、 火山の噴火と共に飛ばされて ゴッドサイドの町へと帰り着いた。
さて、生き残っているメンバーはトルネコとブライのみ。
ドランはいつの間にかいなくなっていた。
戦闘中には確かにいたはずだが……。
まさか火山の中に!
さらばドラン。キミのことは忘れない。

その後、ゴッドサイドの教会で多額の寄付を払ってクリフトを蘇らせ、
クリフトのザオリクで全員を復活させた。

珍しい花が咲いた樹とは世界樹のことに違いない。
一行は気球で世界樹を目指す。
そして、ユキとアリーナの2人で世界樹に登る。

アリーナ「千年に一度しかできないお花見なんてすごいわ!
     わたしたち運がいいわね!」

そして、世界樹の頂上に見たこともない花が咲いているのを発見。
ユキは 世界樹の花 を手に入れた!

アリーナ「世界樹の花にしてはずいぶん小さかったわね。ちょっと期待はずれだわ。
     でも、ま、そこそこキレイだったし、ま、いっか!」

とにかく、奇跡を起こせるといわれる世界樹の花は手に入った。
もちろん、どんな奇跡を願うかはもう決まっている。
思えば、あの人は人間に殺されたりしてさぞかし無念だったに違いない。
しかし、世界樹の花を使えばあの人を生き返らせることもできるだろう。
あの人の墓前に行き、世界樹の花を使ってみる。

しかし何も起こらなかった。

……どうした!?
何で生き返らないんだ錬金術師エドガン!

……などという冗談を実行しつつも、ロザリーの墓があるロザリーヒルへ。
ユキはロザリーの墓に世界樹の花をそっと供えた……。
すると、天から光が降り注ぎ、ロザリーが蘇ったではないか!

ロザリー「これは……?
     それは世界樹の花……。
     では、あなたたちがわたしのみたまを呼び戻してくださったのですね。」

そばにいたイエティ「うおーん! うおーん!
          ロザリーちゃんが生き返ったー!」
ロザリー「人間の手で再びこの世に生を与えられるとは思ってもみませんでした。
     心正しき人間もいる……。わたしが信じていた通りです。
     ……いけない。ここで喜んでいる場合ではありませんでした。
     ピサロ様を……ピサロ様の野望を止めなければ世界が滅んでしまうのです!
     けれど、世界樹の花を手にできたあなたたちなら……。
     もしかしたらピサロ様の野望を止めることができるかもしれません。
     お願いです。私をピサロ様の所へお連れ下さい!
     今ならまだ間に合います!
     そして、もしも私がピサロ様……いえ、デスピサロを止めることができなかったら……
     そのときはあなたたちにデスピサロを亡き者としてほしいのです。
     時間がありません。さあ、お急ぎください!」

こうして、ロザリーが仲間に加わった。

まずは、ロザリーが死んで悲しんでいたロザリーヒルの人々に話しかけてみる。

ホビット「おおっ。そこにいるお前さんはロザリーじゃないか。
     エルフと人間が行動を共にしているとは、時代も変わったもんだのう。」

……いや、ロザリーが生き返ったことに驚けよ。

さて、気がつくとドランが再び仲間になっているではないか!
火山から自力で帰ってきたのか? えらいぞ!

ユキたちは、もう少しロザリーヒルにとどまって情報を集めることにした。

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