第3章は、レイクナバの武器屋トルネコの物語だ。
朝起きたトルネコは、妻のネネにお弁当をもらう。
なんと、トルネコは
妻子持ち
なのだ!
(しかも、奥さんは美人でしっかり者)
なんともうらやましい奴である。
トルネコは、お弁当を手に勤め先の武器屋へと歩いていった。
……と思わせておいて、
勤め先には行かずに広場でお弁当を食べる。
まるで、
リストラされたサラリーマン
である。
その後も、トムじいさんを教会まで押していって
お駄賃に10Gもらったりして時間をつぶす。
……こんなことをしていて本当にリストラされたら大変なので、武器屋へと向かう。
武器屋の親方に「遅かったじゃないか」と怒られたが、気にせず仕事を始める。
カウンターに立っていると、お客が次々にやってくる。
お客「ここは武器の店かね?」
トルネコ「
いいえ
」
……お客は帰っていってしまった。
根性のない奴である。
今度は別のお客がやってきた。
お客「売っている物を見せてくれるかね?」
トルネコ「いいえ」
お客「冗談言わないで見せてくれよ」
…… わがままな客だなー。 仕方がないので見せてやるか。ホレ。
お客「銅の剣を買おう」
……という具合に、
立っているだけで次々にお客がやってきて、
どんどんと武器が売れていく。
……ぶっそうな世の中である。
そうこうしているうちに1日が終わり、トルネコは給料として103ゴールドを手に入れた。
その後も、毎日店で働いては給料をもらう。それだけを繰り返して
9日目
。
ついに破邪の剣を売ってくれる人が現れた。
店のお金で破邪の剣を買い、とりあえず店にキープしておく。
お金を稼いでこの店にくれば、破邪の剣が買えるという寸法だ。
そして10日目。武器屋のオヤジに店勤めをやめることを告げる。
今まで稼いだお金でクロスボウと青銅の鎧というかなり強い装備を買ったトルネコは、
家族に別れを告げて単身旅に出たのだった。
町を出たトルネコは、初めての戦闘を経験する。
が、青銅の鎧をつけいているせいで全くダメージを受けない。楽勝だった。
その後、町の近くにある洞窟へ。
どうやら、この洞窟には鉄の金庫があるらしい。
洞窟の中の敵も楽勝だったが、あえて鉄の金庫を取らずに撤退。
なぜかというと、第3章のお題は
「鉄の金庫なし」
だからだ。
鉄の金庫を持っていると、
全滅してもお金が減らない!
普通は
全滅すると持っているお金が半分になってしまう
ので、
後に
数万ゴールドもの大金
を扱うことになるトルネコには、鉄の金庫は心強い味方となる。
その鉄の金庫なしでの危険な旅。
はたして、どのような結末が待っているのか!?
洞窟を抜けたトルネコは、南へと向かった。