第01話・夢見た丘



ゲームで死んだキャラクターのプレイヤーは、現実でも死ぬ。
そんな噂のオンラインゲームと関係があるかどうかは不明だが、
ここに新たな冒険が始まった。

簡単にいうと、死亡禁止+ザコ殺害禁止プレイということになるだろうか。



※なお、例によってキャラ名は別の作品のキャラ名を勝手に借用しています。
いわゆる二次創作のようなもので、必ずしも原作の設定に忠実ではないかもです。
むしろ、けっこう崩れてる部分もあるかもしれません。
原作のファンの方はどうぞご注意下さい。

キャラクターの原作は、講談社コミックス『CHIMES』
渡辺静 先生著 講談社 刊 です。
原作を読んでないとわからないネタもちらほらありますが、
その辺はご愛嬌ということで……。
ていうか、元ネタの幅があまりに広すぎて、
全部わかるのは不可能かもしれません。
まあ、いつものことですが。(笑)



ていうか、元祖ドラクエ3プレイ日記の勇者はシーダで、
呪文禁止プレイ日記はさゆり、打撃禁止プレイ日記はさちこ。
その時はまっていた作品がバレバレである。
ていうか、 これだけやってるのに男勇者初めてかよ……。



勇者の名前はいちたろ(以下、一太郎と表記)。
一太郎は、夢の中で、森にいた。
森のくまさんに出会うなどということもなく森を抜けて、
世界さえも見渡せそうな高い丘の上へ。
ちなみに、この世界には秘密がある。
丘の上で、何者かの質問に答えることによって、性格が決まるのだ。
テキトーにそれっぽく質問に答えたところ、性格は頭脳明晰になった。
まあ、キャラ的にも許容範囲だろう。
そして、目が覚める。


「朝〜朝だよ〜。朝ご飯食べて、学校行くよ〜。」

何か聞こえた気がするが、気のせいだろう。
さて、一太郎は、自宅のベッドで母親に起こされたようだ。
今日は、勇者一太郎の16歳の誕生日。
王様に呼ばれた一太郎は、素直に城に行って王様と話す。
なんと、一太郎の父親のオルテガは、魔王バラモスを倒す旅の途中で、
火山の火口に落ちてしまったという。
ていうか、親子でネトゲかよ。

まずは、旅の準備を整えないといけない。
一太郎は、アリアハンの街を巡り、落ちているアイテムを入手していく。
もちろん、自分のお爺ちゃんの部屋のタンスの5Gを取るのも忘れない。

そして、ルイーダの店に行き、仲間を登録。
女の子は性格がセクシーギャルだと強いので、
こちらのサイト を参考に数値を調整して、セクシーギャルを狙う。
結果、セクシーギャルであけすけ白魔術師僧侶のおりえ(以下、織絵)、
セクシーギャルで不思議ちゃん召喚師僧侶のかおるこ(以下、薫子)、
てつじんのヤンキー黒魔術師魔法使いのみつる(以下、充、
柴君(しばくん)って呼ぶことがあるかも)が仲間になった。

え、何で勝巳(かつみ)君がいないのかって?
もちろん、地味だから攻撃禁止だと、武闘家は役に立たないからである。

なお、魔法使いの男になった充君の外見は、予想以上に老けていた。
なんていうか、合法的にセブンスター派を名乗れる年齢である。
しかも、魔法使いなので、隊列は敵に狙われにくい最後尾である。
もはや全然別のキャラになってるような気もするが、気にしてはいけない。
(柴君ファンの方、ごめんなさい。)

仲間も揃ったことだし、ひとまず、装備を整えることに。
まず、道具屋でおなべのフタを購入し、一太郎が装備。
王様にもらった旅人の服を織絵が装備し、
ファンに高く売れそうな布の服を売却。
ついでに、 棍棒とひのきの棒は使わないので、売ってしまう。
そのお金で、薫子さんに旅人の服を買い、着ていた布の服は売却。
お金ももうないので、ひとまず外に出て、レーベの村を目指すことにした。

敵に出会わないよう、草原を行く。
最初の戦闘は、スライムとおおがらす。
もちろん逃走。

次の戦闘も似たような敵だったが、これまた逃走。
なお、2回ほど回り込まれてダメージを受けてしまった。

レーベの街に到着し、街で拾えるアイテムを漁る。
しかし、力の秘密という本をみつけただけで、特に収穫はなし。
仕方がないのでアリアハンに戻ることに。
その間、やはり1回ほど敵に回り込まれてしまい、
先行きに大きな不安を感じた。

その後、アリアハンの周辺で歩きながら敵から逃げ回り、
夜のアリアハンに到着。夜にしか行けない家で小さなメダルをゲットし、
一太郎の家に泊まって回復。
レーベで手に入れた本を売り払って、柴君にも旅人の服を購入。
装備も整ったところで、岬の洞窟を目指すことにした。

一行は、敵から逃げ回りながら、岬の洞窟に到着。
ちなみに、ここまで2回ほど回り込まれ、充のHPは残り4である。

岬の洞窟での最初の遭遇は、おおありくい×2。
案の定回り込まれて、充が3のダメージを受ける!
なんとか逃げおおせて、織絵のホイミで傷を回復した。
他の敵が1かせいぜい2ダメージだから油断していたが、まさか3も食らうとは。
いきなりリセットになるところだった……。

その後、宝箱で旅人の服を発見。
しまった。ここで拾えるの忘れてた……。
ともあれ、宝箱を全て回収し、ナジミの塔へ。
なお、ここまでに、敵に回り込まれて薫子と充のHPが減ったので、
織絵のホイミをさらに2回ほど使っている。

ナジミの塔の地下1階にはなぜか宿屋があるが、
お金がもったいないので泊まれない。
とりあえず行けるところまで行ってみようと、2階へと進んだ。

3階の行き止まりにある宝箱から小さなメダルを入手し、2階へと戻ってくる。
その間に、いっかくうさぎに回り込まれ、一太郎が瀕死に!
なんとか逃げ切って、織絵のホイミで回復させる。

その後、敵の群れから運よく逃げおおせ、3階へ。
さそりばち3匹からもなんとか1回で逃げ切り、最上階へと到達した。

一行は、最上階にいた老人と話し、盗賊の鍵をゲット。
ついでに、本棚のおてんばじてんを回収しておく。
ちなみに、この盗賊の鍵は、盗賊バコタという新しい顔を投げてきそうな名前の
盗賊によって作られたという鍵である。
なお、バコタ本人はアリアハンの地下牢に捕まっていた。
牢の鍵は最後の鍵でないと開かないので、盗賊の鍵では逃走不能なのだ。
しょぼっ。

さて、薫子さんのMPがまだ全快なので、この機会に、
周辺にある開けられなかった扉を開けておくことに。
ナジミの塔の地下にある宝箱から木の帽子を見つけ、
守備力のバランスを考えて、織絵が装備。
1人死んだらアウトな以上、勇者を強くするだけではダメなので、
誰に装備させるかの決断がなかなか難しい。

その後、敵に回りこまれまくったものの、
なんとか岬の洞窟から脱出に成功!
どうやら、盗賊の鍵を入手するまではかなり運がよかったらしい。
盗賊の鍵入手後は、おおありくいにやたら回り込まれ、
織絵も薫子もホイミを使い果たしてしまった。
アリアハンに戻ったときの残りHPは、一太郎12、織絵8、薫子5、充7。
ギリギリだった……。

さて、一行は家に泊まってHPとMPを回復する。
そして、アリアハンとレーベを行き来して、
今まで開けられなかった盗賊の鍵の扉を開けるなどして、アイテムを回収。
小さなメダルを5枚集めた褒美として、
アリアハンの井戸の底にいるメダルおじさんから、棘の鞭をゲット。
レーベで老人の家の鍵を開け、魔法の玉を受け取った。
そして、一人だけ装備が弱い柴君に、 かめのこうら を購入。
ああ、イメージがどんどん崩れていく……。
アリアハンで、拾った毒消し草を1つ売って資金を捻出し、
薫子さんにお鍋のふたを購入。
薬草売ったほうがよかったような気もしたが、時既に遅し。
そういえば、当分キアリー覚えそうにないんだった……。

一行は、家に泊まって冒険の書に記録し、いざないの洞窟を目指す。
なお、レーベに着くまでに3回ほど回り込まれておおがらすにつつかれたが、
ここより後の敵の強さをを考えれば誤差の範囲内なので、気にしない。

意を決して、レーベより東に出たところ、さそりばちと遭遇。
さそりばちから初めて逃げ損ね、仲間を呼びまくるさそりばちから、
一太郎が一撃で5ダメージを受け、死の恐怖を味わう。
結局、3ターン目に逃走成功。
レベルが低いときのさそりばちは、イメージよりも断然強いのだった……。

その後も、いざないの洞窟を目指して進む。
洞窟手前のほこらで小さなメダルなどを入手した後、いざないの洞窟へ。
魔法のタマ姉玉で壁を爆破し、地下2階へと足を踏み入れた。
実はこの魔法の玉、火薬のカタマリなのである。
そいつはアイアンクローより物語だ……もとい、物騒だ。
……ていうか、魔法の玉使ったら、バラモス倒せるんじゃね?

最初の遭遇は、お化けアリクイ×3。
運良く一発で逃げられた。
次の遭遇は、キャタピラー×1。
またまた1発で逃げられたが、この幸運がいつまで続くか……。

意外と敵に遭遇せずに進めているので、少し受けていた傷を、
予めホイミで回復しておくことに。
織絵のホイミで、全員が全快した。

次の遭遇は、アルミラージ×2、さそりばち×2、じんめんちょう。
1ターン目、回り込まれてラリホーで眠らされるが、
充だけが眠らないで済んだ。
2ターン目、奇跡的に逃げることに成功!

次の遭遇は、まほうつかい×4。
薫子と充はメラ1発で死ねる!
しかし、運よく1回で逃げられた。

その後、宝箱から聖なるナイフを手に入れたが、使い道がない。
売ろうか。

次の遭遇は、アルミラージ×2。
織絵ちゃん以外の3人がラリホーで眠り、攻撃を受けた薫子さんのHPが1に!
2ターン目も逃げ損ね、ラリホーは不発も、今度は織絵がダメージを受ける!
しかし、3ターン目にはなんとか逃げることができた……。危なっ……。

今まで、3ターン連続で回り込まれたことはない。
ひょっとして、ボス以外からは3ターン目には必ず逃げられるのだろうか?
もしそうだとしたら、ありがたい……。

薫子は自分のホイミでHPを回復し、一行はまだ見ぬ旅の扉を目指す……。

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