第47話・田舎!?
その後は遭遇もなく、無事にエジンベアに到着。
何度もクリアしているのに、海に出て最初の行き先がエジンベアというプレイヤーも、
なかなか珍しいはずだ。というのも、例のノアニールの岬で消え去り草が手に入る可能性が
あるとはいえ、敵の能力がベギラマ痛恨マホトーンとタチが悪い上、
経験値もせいぜい5倍と、長く戦うには効率が悪すぎるからだ。
ともあれ、一行の最初の上陸地は、エジンベアとなった。
門番
「ここは由緒正しきエジンベアのお城。田舎者は(・∀・)カエレ帰れ帰れ!」
……桜高って、田舎だったのか? むしろ、都会に見えるが……
……待てよ。……田舎……そういえば、どこかで聞いたことのある響きだ。
田舎、イナカ、いなか、いなか、たいなか……田井中!!!
やはり、律の仕業かっ!!!?
しかし、誰のせいかはともかく、実際に通してくれないのでは仕方がない。
一行は、和のルーラでアリアハンに飛び、
和と交代で盗賊の梓を、唯と交代で当事者(?)の律を連れてくる。
梓は忍び足で歩き出した。
しかし、やはり門番に道をふさがれてしまう。
足音がなくても、姿が見えてたら同じか。
ここで、お調子者の田井中律は、何を思ったか、ノアニールの岬でまじょが落とした消え去り草を使う。
華麗なステップで門番をすり抜け、城の中へ。
お調子者の律は、透明な姿のまま、神父に話しかけてみる。
神父
「誰もいないのに声が聞こえるとは!?
おお、神よ、あなたですか?」
……やはり、こんなイタズラをする奴は、城に入れてもらえなくても仕方ないかもしれない。
そして、消え去り草の効力が切れたが、一度入ってしまえばこっちのもんだ。
先頭の律は、池のほとりにたたずんでいたマーゴッド姫に話しかけてみた。
マーゴッド
「あたし、聞いちゃった。あな
たいなか
者なんですってね。うふふ」
やっぱり律のことだったっ!!!?
その後、兵士に話しかけてみると……。
兵士
「やれやれ……。お城の見張りも疲れるわい。ひと休みひと休み……と」
お前は一休さんか!?
ていうか、侵入者が目の前にいるんだが。
さて、一行は地下室の岩を押して、隠し通路を開くことに成功。
澪の頭脳と紬の怪力があれば、こんなの楽勝だった。
隠し通路の奥にあった宝箱から、渇きの壷を手に入れた!!!
その後、王様や城の人たちも含め、様々な人たちにたいなか者呼ばわりされつつも、
情報を集める。庭に落ちていた小さなメダルも、梓の盗賊の鼻とレミラーマで難なく発見。
そして、王様とお姫様の寝室のタンスから、おしゃれなスーツとパーティードレスを手に入れた!
パーティードレスは、律が澪に装備させようとするも、勇者の澪には装備できない!
結局、お正月に家でずっと晴れ着を着ているほどお嬢様の、紬が装備することに。
皮の腰巻きを装備していた紬の守備力が、大幅に上がった!
アイテムを取り尽くした一行は、澪のルーラでアリアハンへ戻り、一泊。
梓の忍び足を発動させた後、梓と律を仲間から外し、唯と和を再び仲間に加える。
さて、ルイーダの店で、唯に渇きの壷を見せたところ……。
唯
「あ、この壷かわいいー♪」
梓
(…平沢家の感覚は分からない…)
律
「ツボだったみたいだな。」
澪
「フジツボ!!!?」 ←ガクガクブルブル
さて、歩数を節約するため、和のルーラでアリアハンに飛び、船に乗って南下。
一行は、浅瀬のほこらを目指す!
忍び足の効果もあってか、一度も敵と遭遇することなく、浅瀬に到着。
まあ、遭遇したところで、澪のラリホーと和のベギラマに毒針があるので、
テンタクルスかヘルコンドルでも出ない限り、全滅はまずないが。
唯が渇きの壷を海に浮かべると、浅瀬が干上がり、島が姿を現した!
島に上陸した唯は、上機嫌で口笛を吹き鳴らす。
澪
「おいっ!!」
もちろん、その唯の口笛によって、モンスターを呼び寄せることになった……。
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