第３０話・停滞！？
一行は、ピラミッドへと向かう。
途中、砂漠でひとくいが×４と遭遇。
消耗は必至だが、誰かが倒される可能性はほぼゼロだ。
防御させていた唯は言うことを聞かず、自分の身だけを守っている！
結局、紬と澪が傷を負ったものの、２ターンで撃破。
勇者が素早くなったのもかなり大きい。
そして、ピラミッドへと到着。
順路は中野梓中の人が記憶しているので、なんとかなる、はず……。
中の人などいない！
アンデッド系の敵との遭遇に備え、澪のとげのムチと、梓の聖なるナイフを交換して臨む。
ピラミッドでの初めての遭遇は、だいおうガマ×４。
澪のギラで削り、他のメンバーの攻撃で、眠らされる前に勝利。
次の遭遇は、マミー×３。
澪が防御しかできない以上、かなりの強敵だ。
どうでもいいが、サガ２のアポロンに似てる人に、名前が似ている。
まず、梓のムチでマミーたちにダメージを与えていく。
マミーは防御していた澪を攻撃し、防御の上から１２のダメージ。やはり、強い。
そして、唯はマミーに２４ものダメージを受ける。早く倒さないと……。
その後も、梓を中心に攻撃して、マミーの数を減らしていく。
マミーはくさったしたいを呼んで攻撃回数を無駄に使ってくれた。
次のターン、くさったしたいの攻撃で、唯は２４ものダメージを受ける。……え？
マミーは、またしても、くさったしたいを呼ぶ。
くさったしたいは防御している澪を攻撃し、１０のダメージ。
こいつ、強い！？
次のターンにマミーを倒しきるが、残るくさったしたいの攻撃で、
ＨＰにけっこう余裕のあった梓が倒れる。やばい、攻め手が……。
その後も、敵の圧倒的な攻撃力により、瞬く間に澪、唯、紬が倒されてしまう。
唯たちは全滅した！
気がつくと、澪はイシスにいた。
ルーラでアリアハンに飛び、銀行で律が稼いだゴールドを下ろして、
教会で仲間を復活させる。
まさか、律がこんなところで役に立つとは……。
しかし、まさかくさったしたいがあそこまで強いとは……。
敵の強さを把握していたから、ここまではけい○ん通りに誰も倒れずに来られた。
だが、装備が貧弱な場合に、くさったしたいがこれほどまでに強くなるのは計算外だった。
（くさったしたいは、他のどの制限プレイでも、これほど悪質な強さは放っていなかった。
たとえ打撃のみだろうと魔法のみだろうと、こちらの装備が整っていれば、
タフなだけのただのザコなのだ。）
やはり、制限プレイは一筋縄ではいかないようだ……。
さて、非力でも敵のアイテムを盗めるという点で梓に賭けていたのだが、
装備が貧弱だと、盗賊は思いのほか弱い。
梓のとげのムチを唯に渡し、梓と交代で和を仲間に入れる。
ＨＰこそ低いが、砂漠でキャットフライやかえんムカデにやられない限りは
ピラミッドでギラを使って活躍してくれると踏んだのだ。
隊列を唯→澪→紬→和に変更し、一行はピラミッドを目指す。
運良く敵と遭遇せず、ピラミッドへ到着。
最初の遭遇は、マミー、ミイラおとこ、だいおうガマ、マミー。
１ターン目、だいおうガマのラリホーで、防御していた澪が眠ってしまう。
だいおうガマはなんとか倒したものの、他３匹の攻撃で澪が倒されてしまう。
逃げようとしたものの、紬も倒され、あえなくリセット。
再びピラミッドへ。
最初の遭遇は、マミー×２、マミー×２。
以外に素早いマミーの痛恨の一撃で和が倒れ、リセット。
砂漠のかえんムカデから逃げおおせ、再びピラミッドへ。
マミー×１、ミイラおとこ×１という、ほぼ最弱の組み合わせ。
しかし、不意打ちを受けた和が倒され、リセット。
再びピラミッドへ。
ミイラおとこ×２、だいおうガマ×２との戦闘で、和が倒され、リセット。
懲りずにピラミッドへ。
最初の遭遇は、だいおうガマ×１、ミイラおとこ×１。行ける！
ＨＰの高い先頭の唯が集中攻撃を受けている間に、
和のギラなどでミイラおとこを倒し、次いで、和のヒャドなどでだいおうガマを倒し、勝利！
敵が強いものの、ピラミッドの内部は、敵の出現率だけを見ると、とても低い。
この１回の勝利で、初めてボタンを４つとも押し、石の扉を開くことに成功した。
しかし、もし次の遭遇で負ければ、先程の勝利も水の泡だ。
一行は、魔法の鍵を手に入れることができるのか……。
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