第15話・夢想!?
塔の頂上を目指して進む一行。
その目前に、おおありくい×2、バブルスライム×2、フロッガー×1が出現した!
1ターン目。
バブルスライムを優先して狙うも、素早いバブルスライムが先に攻撃。
防御していた律が毒に冒されてしまう。
が、この戦いでは誰も遊ばず、その後は難なく敵を倒すことができた。
パーティーのレベルが低いときの遊び人は、遊ばなければけっこう強い。
この戦いで、おおありくいは宝箱を落としていった!
律たちは宝箱を開けた!
なんと、皮の帽子を見つけた!
やったぞ!!!
……守備力+2のアイテムに、喜びすぎだろ……。
ひとまず、皮の帽子は一人だけ旅人の服を持っていない律が装備。
貴重な毒消し草は温存することにし、塔を進む。
そして、ついに最上階へとたどり着いた!
一行は、老人に話しかける。
老人
「おお、やっと来たようじゃな。
そうか、澪というのか。
わしは幾度となく、お前に鍵を渡す夢を見ていた。」
夢の中なら二人の距離縮められるのにな
夢でいいから二人だけのSweet time欲しいの
唯
「ふわふわ時間だ……!!」
紬
(そんな……律さんのことを想って悶々としながら歌った歌じゃなかったなんて……)
老人
「だから、お前にこの盗賊の鍵を渡そう。
受け取ってくれるな?」
澪
「いやだ、はずかしい……」
もすこし勇気ふるって
自然に話せば
何かが変わるのかな?
そんな気するけど
律
「ああー、もう! いいからもらっちゃえよ!」
澪
「な、なにをするおまえー!」
澪は盗賊の鍵を受け取った!
さて、塔から飛び降りれば早いのだが、
澪が怖がって飛び降りようとしない。
仕方が無いので、ホイミで律の毒のダメージを癒しつつ、
元来た道を戻ることにした。
途中の戦闘で、律はその辺に落ちていた石を拾ってお手玉を始めた。
律「あっ!」
受け損ねた石が律の足を直撃!
律は7のダメージを受けた!
毒のダメージとあいまって、あやうく倒れかける律。
これがあるから、HPが10に近づいただけで回復が必要になってくる。
遊び人の使えなさはマジでハンパ無い。
結局、このダメージで、かなり危なくなった。
仕方なく、なけなしの毒消し草を使って律の毒を消す。
しかも、律は一夜漬けのしすぎか、戦闘のたびにかなりの確率で眠り、余計なダメージを受ける。
結局、帰りも例の宿屋を使うことを余儀なくされた。
宿屋の主人
「おお、しばらくぶりのお客さんだ! 嬉しいなあ」
お前、わざとやってるだろ!
さて、回復したついでに、ついでにナジミの塔の地下のお宝も頂戴しておくことにする。
途中、おおありくいを倒し、唯はレベル6に上がった!
同時に、律はレベル6に上がった!
同時に、紬はレベル6に上がった!
そして、盗賊の鍵の扉を開け、宝箱から木の帽子を入手!
主力の澪が装備し、守備力が上がった!
さて、ホイミがあるので、さそりばちとバブルスライム以外にはまずやられない。
結局、そのまま塔の地下を進み、草原のほこらの出口から抜けることに成功。
そのままレーベに入り、老人の家のタンスから毒消し草を拝借した。
老人
「ん? なんじゃ、お前さんは?
わしの家には鍵をかけておいたはずじゃが、どうやって入ってきた?」
律
「えへへ…」
老人
「なんとにんげんほうだん! それは盗賊の鍵!
すると、お前さんがあの勇者オルテガの……! そうじゃったか……。
であれば、これをお前さんに渡さねばなるまい。」
澪は魔法の玉を受け取った!
老人
「その玉を使えば、旅の扉への封印が解けるはずじゃ。
気をつけてゆくのじゃぞ。
海の向こうの国々では、アリアハンからの勇者を待ち望んでいるはずじゃ。
ぜひとも彼らの助けになってやってほしいのじゃ。」
澪
「いやだ、はずかしい……」
律
「いいから行くぞ」
さて、イベントのせいか、いつの間にか澪が列の先頭に立っていた。
澪
「ひぃっ!」
盗賊の鍵を手に入れたのはいいが、人見知りは変わっていなかった。
ひとまず、順列を変更し、一行は歩いてアリアハンに戻る。
軽音部の廃部まで、あと7日。
澪
「……もう、絶対に間に合わないことないか?」
律
「最悪、口笛でごまかしてライブするしかないな」
澪
「ごまかせるのか……?」
唯
「口笛、まだ吹けないんだけど……」
紬
(いざとなったら、唯ちゃんが口で和さんを奏でて……ハァハァ……)
軽音部の廃部まで、あと7日。
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