第58話・風雲!バラモス城


一行はラーミアに乗り、ネクロゴンドの岩山に囲まれた城へ。
おそらくここがバラモスの城なのだろう。不気味なふいんき(なぜか変換できない)
の城だが、祥子たちは恐る恐る足を踏み入れ、探索してみることに。
ちなみに、この時点でのレベルは、
祥子(勇者)26、祐巳(賢者)21、由乃(賢者)21、志摩子(僧侶)25、である。

※もちろん、ここに来るにはあまりにもレベルが低すぎる……。
 ていうか、この制限なのにレベルでここまで来られたことに作者もびっくり。

城に入って最初の戦闘は、うごくせきぞう×3。
敵の能力が不明なので祥子の稲妻の剣、祐巳と由乃のヒャダルコ、
志摩子のいかずちの杖で攻めてみるも、攻撃呪文が50〜60%程度の
確率でしか効かず、苦戦を強いられる。しかも、敵のHPが相当に高い。
結局由乃が重傷を負ってべホイミの連発を強いられるなどした挙句、
6ターン目に勝利。驚くべきことに全員で合計80ものMPを消費していた。
この戦いで、志摩子はレベル26に上がった。
志摩子はバギマを覚えた!



※バギマ
敵1グループに真空の刃で中程度のダメージを与える。
僧侶の数少ない攻撃呪文であるうえ、効きやすい敵が多いのも魅力だ。



次の戦闘はうごくせきぞう、うごくせきぞう、ホロゴースト。
ホロゴーストにメラミを唱えたが効かず、
魔封じの杖を使ったが効かず。
結局は稲妻の剣を連発するなどして、運良くザラキが飛んでくる前に倒し、
1匹ずつのグループで出現したうごくせきぞうに大量のMPを消費しつつ、
何人もが重傷を負いながらなんとか勝利。

その後も、強力な敵たちにMPを消費しまくりながら進む。
うごくせきぞうたちを倒し、祐巳はレベル22に上がった。
祐巳はザキを覚えた!



※ザキ
敵1体を一撃で倒す。
効かないこともあるので、使いどころが肝心だ。



攻撃魔法をバンバン撃ちまくる賢者2人のMPがなくなってきたので、
祈りの指輪1個を壊れるまで使ってMPを回復。さらに進む。

その後、エビルマージ×4が出現。
まほうつかいの色違いであることから判断し、
魔封じの杖やマホトーンで全員の呪文を封じてしまう。
しかし、エビルマージには攻撃魔法が効きにくく、
魔法を封じても燃え盛る火炎を吐いてくるのでかなり苦戦する。
しかし、最後には比較的効きやすいらしい志摩子のバギマなどで倒した。
この戦いで、由乃はレベル22に上がった。
由乃はバイキルトを覚えた!
由乃はザキを覚えた!



※バイキルト
味方1人の攻撃力を2倍にする。
本来ならボス戦必須の魔法だが、攻撃できない祐巳たちには全く不用だ。



その後、うごくせきぞう×2、はぐれメタル×2が出現。
はぐれメタルはメタルスライムと同じような性質を持つらしく、
1ターン目にいきなり逃げてしまった。
残るうごくせきぞうは、MPを消費しまくって普通に撃破。

その後、踏むとダメージを受けるバリアが張り巡らされていたが、
由乃のトラマナでバリアを無効化する。
そして、城の宝箱から魔人の斧や不幸の兜を発見するも、
使い道がなさそうなので袋に入れておく。
じごくのきしたちを倒し、祥子はレベル27に上がった。
祥子はライデインを覚えた!



※ライデイン
電撃で敵1体にかなりのダメージを与える。
最大MPの低い勇者にしか使えないが、効きやすい敵が多いのが魅力だ。



そして、MPが尽きかけた状態ながら、
一行は地下室に辿り着いた。
祭壇の上には1匹の怪物が。
おそらく、こいつが魔王バラモスだろう。
ちなみに、全員の主な能力は以下の通り。

祥子 (勇者) LV:27 HP:189 MP: 90 攻:105 守:151
祐巳 (賢者) LV:22 HP:183 MP:128 攻: 50 守:125
由乃 (賢者) LV:22 HP:139 MP:150 攻: 43 守:154
志摩子(僧侶) LV:26 HP:114 MP:208 攻: 37 守:124

志摩子
「もしかして、平均レベル24というのは低くないですか?」
祐巳
「でも、標準レベルがどのくらいかわからないし……。」
由乃
「じゃあ、先手必勝でメラミ撃ち込む?」
祐巳
「ここは敵の能力を見極めながら戦いましょう。
 勝てたら勝てたで嬉しいですし、負けても次に繋がります。」
祥子
(祐巳……立派になって……。)
「じゃあ、それで異存はない?」

異存はないようなので、祈りの指輪を使って全員のMPを全快。
指輪が2個ほど崩れたが、人類最強なので気にしない。
祥子たちは意を決して魔王バラモスに話しかけてみた。

バラモス
「ついにここまで来たか、祥子よ。
 この大魔王バラモス様に逆らおうなどと、身の程をわきまえぬ者たちじゃな。
 この唯一魔王(?)バラモスが地獄の火の中に投げ込むものである。
 ここに来たことを悔やむがよい。そして、腹を切って死ぬべきである。
 再び生き返らぬよう、そなたらのハラワタを食らい尽くしてくれるわっ!」
由乃
「……ちょっと!……こいつ唯一神乗り移ってるっ!」

さあ、ついにバラモスとの決戦だ!

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