第14話・謎を解け! ピラミッドのミステリー


一行はピラミッドでひとくいばこに襲われ、
かつてない大激闘の末になんとか撃破した。

ひとくいばこは強かった。
魔法が効きにくい分、カンダタなんかより数倍強い。
祥子たちはピラミッドの宝箱が危険なものであることを身をもって知った。
宝箱そのものはその辺に落ちている。さすがに全部罠というのは
考えにくいが、どれがひとくいばこなのか怖くて開けられない。
だが、MPが余っているときに限って、かつ運がよければ、
ひとくいばこを倒せないこともないのはわかった。
結局、4人で作戦会議を開いて朝まで生討論。そして、
開けるのは明らかに重要そうな位置の宝箱だけにすることに決める。

さて、先ほどのひとくいばことの戦闘でMPをかなり使ってしまった。
先に進むことはあきらめ、由乃のリレミト+ルーラでイシスに帰還。
イシスで一泊し、一行は再びピラミッドを目指す。

程なく一行はピラミッドへ。
1階の宝箱を全て無視し、2階へと上がる。
そして、あっさり3階に到達。
しかし、行く手は重そうな石の扉にふさがれていて通れない。
諦めて4階に進むも、扉に鍵が合わず、通れない。
ひとまず3階に戻った一行は、歩いているうちに壁のボタンを発見。
適当に押してみると、落とし穴に落ちてしまった!

再び3階に這い上がり、ボタンを探していろいろやってみる。
ボタンは計4個あり、正しいボタンを押すと何も起こらず、
間違ったボタンを押すと即落とし穴に落ちるらしい。

由乃
「なにか決まりがあるに違いないわ!」

推理小説好きの由乃が推理を始めた。
ちなみに、今までに試したパターンは……。
(便宜上、4つのボタンは左から順に1234とし、
 落とし穴に落ちたら×、落ちなかったら○とする。)
4→× 3→○ 3→4→× 2→×

由乃
「1のボタンを押してみて、落とし穴に落ちたら3だけが正解。
 その後も同じようにして、正解のボタンを連続で押したら
 何か起こるんじゃないかな?」

由乃の言うとおりやってみることに。
1→× ということは、3だけが正解。
「3→3」と押すと、「そのボタンは既に押してある」とのメッセージが。
「3→4」は既に間違いだとわかっているので、
あとは「3→1」か「3→2」のどちらかが正解。
次正解すれば残りは2パターン。
失敗しても、穴に落ちる手間はあるものの残り2パターンにしぼれる。
3→1→× ということは、「3→2」が正解と思われる。
3→2→○ 次は1か4だが、近場の1を押してみる。
3→2→1→○ 正解。残る4が最後の答えだろうか?
3→2→1→4→○ 正解。どこからか重い石の動く音がした……。

どうやら正解を当てたようだ!
先ほどの石の扉の場所に行ってみると、
石の扉がなくなっていた!
そして、部屋の中に大事そうに置かれている宝箱2個を発見。
祐巳は意を決して宝箱を開けてみる。
祐巳は魔法の鍵を手に入れた!
勢いで左の宝箱を開ける。中身はスタミナの種だった。

この鍵ならば先ほどの扉も開けられるかもしれない。
一行は先ほど扉に行く手を阻まれた4階へ。

魔法の鍵を使うと、4階の扉が開いた!
部屋には12個の宝箱が並んでいたが、
あからさまに怪しいので手を出さないでおく。
5階でも宝箱を見つけたが、これも怪しいので無視。
実はこの中には祐巳にとって非常に嬉しいアイテムが入っていたりするのだが、
そんなこと祐巳たちは知る由もない……。

そのまま進み、階段を上った一行は頂上へ。
そして、頂上から飛び降り、由乃のルーラでイシスへと飛んだ。

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