勇者ユキの物語はある王城から始まる。
ラダトームの王様に竜王を倒してくるように言われたユキ。
王様からの報酬である宝箱を開けると、120G、魔法の鍵、たいまつを手に入れた。
雀の涙ほどの報酬で魔王を倒させるのはドラクエの伝統なのか!?
さて、この世界では、
鍵は1度使うと壊れてしまう
らしい。
1つしかない魔法の鍵、大切に使わねば……。
……などとおもっていると、
この部屋から出るのには鍵のかかった扉を
開けなければいけないことが判明
。
ユキは
せっかく手に入れた貴重な鍵をさっそく失うことになった
。
……イジワルしないでそこの扉くらい開けといてくれ、王様よ……。
ともあれ、ユキはラダトームの城を旅立った。
そして、城から少し離れた所にあるラダトームの町に程なく到着。
本来ならばこの町で武器・防具を買い揃えるところだが、
武器も防具も装備できないので薬草を買いあさり、預かり所に預ける。
とりあえず、これで旅立ちの準備は整った
。
まずは町の人に情報を聞いてみることにする。
町の外れで倒れている男を見つけたので話しかけてみる。
男「ど…どなたかは知らぬが王様に伝えてくれ…。
ローラ姫の捜索隊は全滅したと…。
私ももうだめだ…ぐふっ。」
ちなみに、ローラ姫は
お約束のようにモンスターにさらわれた
ラダトームのお姫様だ。
その後、まちでそれらしい女の子を見つけたユキは彼女に話しかけてみる。
女の子「いいえ。私はローラ姫じゃないわ。
でも、お兄さんってちょっとステキな人ね。
ついていっちゃおうかしら。」
そう言うと、女の子は本当についてきた
。
ヨシ! ナンパ成功!
……しかし、本来の目的を思い出したので、町を出てラダトームの城を目指す。
もちろん、町を出ると女の子はついてきてくれなかった。
その後、捜索隊の全滅を王様に報告しようとしたが、王様のセリフに変化はなし。
仕方なく城の外をうろつくことにする。
うろついているとモンスターが出現!
最初の敵はスライムベスだった。
パンチだけで戦い、2ターンで倒した。
その後も数回敵と戦い、ドラキーが出現!
ドラキーの攻撃力はかなり高い上に、素手ではほとんどダメージを与えられない。
薬草2個を消費した上でなんとか勝利した
。
この戦いで、ユキはレベル2に上がった。
その後、ゴーストが出現。
素早いゴーストの先制攻撃を受け、回復が間に合わなかったユキのHPが0に。
「あなたは死にました」
という妙にむかつくメッセージと共に、ラダトームの城にワープ。
王「おお、ユキ! 死んでしまうとは何事だ!
仕方のない奴じゃな。そなたにもう一度機会を与えよう。」
妙にむかつく王様のセリフを背に再び旅立つユキ。
もちろん、持っていたゴールドは半分になってしまっている。
その後、ラダトーム周辺でモンスターと戦っていたユキは、
ドラキーを倒してレベル3にアップ。
ユキはホイミの呪文を覚えた!
そして、宿屋で態勢を整えて少し遠出してみることに。
ラダトームの城の北西で洞窟を見つけた。が、怖いのでひとまず無視。
さらに北西に進み、程なくガライの町に到着した。
この町は伝説の詩人ガライが作った町らしい。
さっそく情報を集めてみることにする。
男「歌はどうです?」
ユキ「はい。」
男「では……コホン。」
かくして男は歌い始めた。
呪われたときの音楽が聞こえるほどひどい歌
だったが、気にしないでおこう。
男「ありがとうございました。
実はボク、
伝説の詩人ガライを目指して修行中
なんです。」
……悪いことは言わないから、目指すならジャイアンにしとけ。
さて、この町では様々な情報を得ることができた。
先程の洞窟が勇者ロトをまつった洞窟であること、
ローラ姫をさらった魔物が東の方に行ったことなどがわかった。
この町で宿屋に泊まり、勇者ロトをまつっているという先程の洞窟に行ってみることにした。
その後、ユキはロトの洞窟へ。
たいまつを使うまでもなく洞窟の内部は明るかった。
しかも、この洞窟には敵は出現しない。
ユキはあっさりと最深部にたどり着く。
さて、洞窟の最深部には勇者ロトのメッセージを記した石版があった。
読んでみると、竜王の島に渡るには3つのアイテムが必要らしい。
重要な情報を得たユキは、洞窟を後にした。