へびにゃ!
さて、幹部会議を終えたルーシュンにドラゴン退治を交渉したところ、
生きて帰ってくることを条件に、あっさり認められます。
治安のいい宿場町で護衛も足りてますし、万一、
ドラゴンが隊商の前に出てこられても困りますから。
G M:全員、使い魔をルーシュンの周りにはべらせて出撃ということで。
レイディア:そうよ。
G M:そうこうしているうちに、宿屋の夫婦が隊商に訪ねてきます。
宿屋の主人:うちの娘を見ませんでしたか? 杖も見当たらないのですが……。
レイディア:あの話を聞いてたのね……! 使い魔の目には映らなかったわけ!?
G M:自分の家周辺ですから、敵対行動がなければ特に目立ちませんので。
トゥエリ :こちらの私物を持ってないので、ロケーションでも探知は無理デスね。
フアナ :……ドラゴンに……教えにいった……。
レイディア:わかってるわ。急ぐわよ!!
G M:宿の裏がすぐ森になってますね。しかし、木々が生い茂っていることから、
フライトでの探索は効率が悪そうです。
レイディア:足跡追跡よ。杖があるから楽勝でしょ。
G M:(ころころ)最高がトゥエリの12と、マリアの平目で12
(自動的成功にならない)ですか。ちょっと無理ですね。
レイディア:ちっ……闇雲に進まずになんとかするには……。
カトレア :人影はないですね?
G M:はい。
カトレア :サモン・サーバンツ。(ころころ)かかりました。
G M:しゅるしゅると音を立て、無数の蛇が集まってきます。もう100匹はいますね。
レイディア:な、なにこれ!?
ディース :レ■ドス■ークカ■ーン、か。一本取られたな。
カトレア :蛇が大体集合しきるまで待ちます。
それから、ここから森に向けて放射状に各自できる限り直線に全速で進み、
人間の子供を見つけたら全速で真っ直ぐ帰って、
自分の尻尾をくわえるように命令します。
G M:命令は受け付けられました。蛇は進んでいきます。
フアナ :……ということは……こっちは動けない……。
トゥエリ :進むと、帰ってきた蛇に会えない場合がありますからネ。
カトレア :はい。蛇はけっこう速いので、無駄に歩くよりは絶対に速いです。
レイディア:森が無い方向から蛇が何匹か来てるのは?
カトレア :到着が遅れた蛇でしょう。放っておいてください。
レイディア:あの子がドラゴンの居場所を知ってると……まずいわね。
G M:さて、蛇が10匹ほど帰ってきて、自分の尻尾をくわえます。
方向は、向かって右に90度。
レイディア:テキトーに進まなくてよかったわね。行くわよ!
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