エ口ス研究室
G M:まず、前回の冒険での保存食と、
帰ってきてからの生活費1週間分を減らしておいてください。
レイディア:ああっ。残り1224ガメルしかないわ。
トゥエリ :今回は現金収入が無かったですからね。 ←2098ガメル
ディース :お前、酒飲み過ぎだって。俺なんか2500はあるぞ。 ←2738ガメル
フィーエル:あう。3倍以上ある。 ←3568ガメル
レイディア:3倍未満でしょ! 割り算できんのかおのれは!
トゥエリ :フィーエルは、初期金額が1人だけ高かったデスからね。
フアナ :……団長、飲み過ぎ……しかも一人酒。 ←2665ガメル
レイディア:ほっといてよ! あと、団長っていうな。
カトレア :ははは。僕なんか1000切っちゃいましたよー。 ←960ガメル
トゥエリ :カトレアさんは生活費が高いデスからね。
ディース :最初から一緒に稼いでたわけでもねーしな。
マリア :して、我の分はいくらじゃ?
レイディア:今までに特注鎧とグレソ買ったから、残り490ガメルね。
マリア :よし。1回命令を聞くごとに、200やるぞ。 ←生活費の心配がない
トゥエリ :高いデスね。怖いですけど、やりますヨ。
マリア :ぬしに用はない。レイディアだけじゃ。
レイディア:何やらせる気よっ!? ←赤面
ディース :お、エロいこと考えてる奴がいるぞ。
レイディア:お酒ぶっかけるわよ?
ディース :もったいなくてできるわけねー。大体、その胸も小さい頃から酒……。
フアナ :……野暮なこと言わないで……ストリーキング……。
レイディア:……。
トゥエリ :……え? 何キングデスか?
フィーエル:あう。ゴブリンキング。
トゥエリ :それは違うと思いますけど。
ディース :なんか、この前のアレのこと言われてるような気がするぜ。
レイディア:(ジャイアント語で)なにをやらす気だったの?
マリア :(ジャイアント語で)まず■■■■させて、それから……。
レイディア:まずやるかっ!!(赤面)
カトレア :今の何語です? 東方語ですか?
フィーエル:東方語、じゃない。
トゥエリ :カトレアだけ、東方語がしゃべれませんからネ。
フアナ :……わからないけど、響きから考えて……ジャイアント語?
レイディア:そうよ。
ディース :あの反応は、どうせまたエロいこと考えてたに違いない。
レイディア:考えてないって!
ディース :だったらさっきの発言をそのまま共通語で説明してくれよ。
レイディア:そ、それはっ……。
マリア :レイディアも年頃なのじゃから、その辺にしといてやれ。
ディース :仕方ねーな。
フアナ :……エロスは……ほどほどに……。
レイディア:……こ、この野郎っ。
カトレア :んー。これは復讐しかないですねー。
レイディア:いつか復讐してやるんだからっ!
レイディアは、マリアとフアナを連れて学院へ赴き、寮のローディスの部屋へ。
面白そうな話を狙い、廊下で偶然会ったフィーナもついてきました。
レイディア:というわけなのよ。何とかして。
ローディス:何とかといわれてもねぇ。
レイディア:あいつ、けっこう図太いから、みんなで思いっきり辱めてやらないと。
フィーナ :ディースさんといえば、今日、男子の階で何かやるそうですね。
レイディア:それは、何やるんすか?
フィーナ :秘密裏に、レイディアさんのファンクラブを中心に殿方だけで何かを。
マリア :それはエロの匂いがするのう。
フィーナ :ディースさんとマッコイさんが裸で絡み合ったりなんかして……。
マリア :よだれが出ておるぞ。
フィーナ :あらあら。私としたことが、はしたないですねぇ。んふっ。
レイディア:それより、私のファンクラブって女だけじゃないんすか?
ローディス:男だけのも別にできたんだよ。あんたが学院にいない間に。
フィーナ :よりどりみどりですよ。よかったじゃありませんか。
マリア :レイディアにそのような趣味はない。
レイディア:あるわっ! ……いや、そういう意味じゃなくてね。
フィーナ :そういえば、帰ってるときは、毎日部屋でその子と寝てるそうですね。
マリア :レイディアは初めての我にも優しく……。
レイディア:話をややこしくするなっ!
フィーナ :女の子のファンの反感を買ってますから、注意して下さいね。
マリア :嫉妬深いのう。まあ、何かやってきたら殴るだけじゃが。
レイディア:殴るなっ! 死ぬわっ!
ローディス:お互い大変だね。同情するよ。
レイディア:アリエルはある意味幸せなのかもね。
フィーナ :残念ですけど、あの人とは話が合いませんね。
レイディア:享楽的な人同士、合いそうなもんなんすけどね。
フィーナ :あの人は女の子専門、私は殿方専門ですからね。
レイディア:アリエルはノーマル相手でも揉むっすからねー。
ローディス:……同情するよ。
フィーナ :それで、例の件ですが、寄り合いの会場を覗くというのはどうでしょう。
レイディア:さすがはフィーナ先輩。コンシール・セルフっすね。
マリア :我も使えるぞ。
フアナ :……わたしも。
フィーナ :ついでに、皆でお風呂覗いていきましょう。
フアナ :……まだ、昼……。
フィーナ :5階のこの時間は、長風呂のマグノリアが入ってる時間ですから。
マリア :いやに詳しいのう。
フィーナ :いつも覗……いえ、研究熱心ですから。
ローディス:私はそういうのつまみ出す立場だから、ね?
フィーナ :映像、後で見ます?
ローディス:覗きは好かないよ。
フィーナ :残念ですね。では、行きましょうか。
コンシール・セルフは、術者自身の姿を完全に隠匿することができます。
他者からは見えず、物音も匂いもしませんが、触れればわかります。
全員が消えるとお互いの位置がわからないので、
お互いが服の裾を持って進むことになりました。一方その頃……。
ディース :今日、みんなに集まってもらったのは他でもない。
会員A :おおっ、ついに来るんすね。
会員B :待ってたっす!
会員C :音声はアリか?
ディース :ナシ。俺3レベルなんで。
会員C :相応のネタなんだろうな?
会員D :こちらのレイディア・レインフィールドの情報は全て出したぞ。
会員E :お前、今日は見張りだろ。入ってくるなよ!
会員F :後で見せろよ。絶対だからな。
ディース :今日のメインは、独自のルートで仕入れた、レイディアの入浴映像だ!
会員A :おーっ!
会員B :素晴らしいっす!
会員C :心配ない。5階の防音は完璧だ。
会員G :あいつがまだ来てないんだけど。
会員C :放っておけ。
会員D :もしや、ここが女子に……。
会員C :見張りがいるから問題ない。なあ、見張り。
会員F :おう。今度は絶対譲れよ。
ディース :では、ブツの方を。
会員A :僕は秘蔵のこれを。
会員B :例の店の優待券を。
会員C :ほい。古代語は読めるだろ?
会員D :前払い済みだ。
会員E :俺はこの前のアレで。Fのはこの酒だ。
ディース :では、行くぞ。クリエイト・イメージ! (ころころ)出た。
G M:何もない空間に、教室の椅子に座っているレミィの幻覚が浮き出てきます。
会員A :おおっ!
会員B :レミィっ! レミィっ!
会員C :レイディアじゃないのか?
会員E :……全然脱がないな。それに、これ場所教室だろ?
会員D :まさか、騙したんじゃないだろうな?
会員A :いつ脱ぐんすか?
ディース :脱がねー。これが作品ナンバー35『物憂げなレミィ』だ。
会員C :(殴りかかりながら)一回死ね! いや、五、六回死ね!
会員E :(物を投げながら)ぶち殺されてーのか!?
会員A&B:ブーブー!!
ディース :ちょ、ちょっと待てよ! 暴徒かお前らは!?
会員D :ふん。所詮はここまでの男か。
ディース :いや、せっかく凄いんだから、胸をじっくり……。
会員C :そんなんほとんどいつも見とるわ!
会員E :ああ、Cは授業中ずっと見てたことがあった。
会員A :それはそれで神っすね。
ディース :じゃあ、レイディアの笑顔集も中止ということで。
会員C :それは次回に回せ。先輩命令だ。
ディース :じゃ、作品ナンバー98『すげぇ恥ずかしそうな顔しながら、
ケツを突き出しておねだりポーズしてるレイディア』いっとく?
会員A :おおおおおおっ!!!?
会員B :な、なんでそんなことさせられるんすかっ!!!!?
ディース :ま、服は着てるんだけどよ。
会員D :おい!!!
会員B :脱いでるって話だったでしょう!!?
会員C :……死にたいのか?
会員E :早いとこ頼むぞ。
ディース :なら仕方ねー。飢えた野獣どもをこれ以上待たすと、俺が殺される。
受け取れ、俺のベストショット! クリエイト・イメージ!
(ころころ)よし! 達成値12!
G M:温泉で入浴するレイディアの幻覚が浮かび上がります。もちろん全裸。
会員A :うおおおっ!
会員B :来た来た来た北ーっ!
会員D :これは凄え!!!
会員G :勇者光臨だ!
会員D :いや、もはや勇者王だ!
会員E :露天か。つーか、この距離絶対ばれねーか?
ディース :当然バレた。で、本気のライトニング食らった。
会員D :よく生きてたな……。
会員B :さすがは我らの希望!
会員C :……あいつ、もっと小さくないか? これクァルミル並だぞ。
会員G :クリエイト・イメージは術者の記憶に左右される。仕方がない。
会員A :でも、肝心すぎる部分にもやがかかってるっすね。
会員C :てめえ、誰がモザイクかけろって言った!?
ディース :ふっふっふっ。もやの向こうを見たければ、そこをじぃっと見とけ。
会員B :まさか、時間が経つとっ!?
ディース :ふっふっふっ。そのまさかよぉ。
会員A&B:うおおーっ!!!
ディース :へっ。桃鉄は偉大だぜっ!
会員C :ディース、てめぇ……。
ディース :な、何だよ!?
会員C :(親指を立てながら)グッジョブ!
会員D :これはクオリティ高いわ。妄想だけじゃ作れねー。
会員G :リアルに敵う体験はなし、か……。
会員E :……うおっ、扉が急に! ……何だよ、誰もいないじゃねーか。
会員C :見張り、しっかりしろよ!
会員E :あれ? 見張りがいねーぞ!?
会員C :放っておけ。それより、ここは秘密クラブだ。扉を。
会員A :はい。閉めるっす。……おい、お前も動けよ!
会員B :いや、つい見入っちゃって……。
会員A :見たいのは全員同じだろ、ファンクラブなんだから。
会員C :見ろ、霧が少し薄くなったぞ!
レイディア:ディスペル・マジック! (ころころ)14。
マリア :ダークネス! (ころころ)16。
G M:女性の声の詠唱とともに辺りが暗闇に覆われ、幻覚も消滅します。
会員A :うわっ。
会員D :何事だ!?
会員E :見張りはっ!?
会員G :目がー、目がーっ!
会員C :落ち着け、ライト! (ころころ)12。
G M:ダークネスとライトは目標値を持たないので、お互い消滅します。
会員たちの前には、姿を現したレイディアが。
会員B :あれ? レイディアさんが服着てるっすね。
会員A :ディースさん、これで終わりっすか?
ディース :お、俺の幻覚が消されてる!
会員D :あれ? 暗くなる前、外から女の声で詠唱が聞こえたような……。
会員C :……よく見ろ、そいつは実体だ!
レイディア:(一方前に出て)へぇ、面白そうな集会ね。
会員A :うあああわあああー!
会員B :誤解っす! レイディアさん、誤解っす!
会員C :ずらかれ!
G M:どういうわけか、扉は開きません。
会員D :扉が開かない! アンロック! アンロック! アンロック!
会員A :こうなったら力ずくで……痛っ!
会員E :ハードロックか!? 開錠の呪文も効かない!
ディース :よ、よお、ひさしぶり。
会員C :窓を破るか。フォーリング・コントロール!(ころころ)危ない。1と4だ。
会員A :先輩、僕らその手が使えないっす!
会員C :各自の才覚で逃げろ! じゃあな!
ディース :こいつは俺がひきつける! みんなは早く逃げろ!
レイディア:判決。被告人ディースをライトニング4倍、ダメージの確実化の刑に処す。
ディース :こ、殺す気かっ!?
レイディア:ライトニング4発よりマシでしょ?
ディース :だから、殺す気かっ!?
レイディア:事故死ということにしてあげる。私の経歴に傷はつかないわ。
ディース :お、俺の方が速いぞ。
レイディア:接敵状態で離脱したら、背後から食らうわよ。
気絶したら落下制御も使えないしね。
あと、外にはマリアがいるから、抵抗は無駄よ。
ディース :……他の奴らは見逃してやってくれ。みんなお前のことが好きなんだ。
レイディア:そんなわけがあるかっ!
ディース :お前は、仲間を疑うのかよ。
レイディア:信じられるか! あと、そこの品々は全部没収。
ディース :酒目当てだろっ!
レイディア:問答無用。
ディース :くそっ。
レイディア:抵抗専念したら魔法キャンセルして殴るから。知力は私のが高いからね。
ディース :わ、わかったよ。死んでも恨まねー。死ぬ前に、いいもん見たしな。
レイディア:なら死ね。ライトニング4倍! (ころころ)出目7で15。
ディース :6以上出さないと死ぬかもな。 (ころころ)出目6! セーフ!!
レイディア:ちっ。
ディース :ちっ、じゃねーよ! 未必の故意ありで殺人未遂だって!
レイディア:まだ未遂とは……出目が8,3,7,3で、合計12点。低いか……。
ディース :冒険者レベルで6点止めて、6点通ったぜ。
レイディア:私の力はここまでか。この怒りをどこで晴らそうか……。
フィーナ :(@壁の向こう側)パラライズ! (ころころ)17。
ディース :な、何だ!? (ころころ)14。
フィーナ :(@壁の向こう側)ぬふふふ。成長した私を甘く見ましたね。
ディース :(う、動けねー!! くそっ!)
レイディア:なんで壁の向こうからパラライズを……まさか……?
ディース :(こ、こんな高度な魔法使った奴、誰だ!!?)
フィーナ :(@壁の向こう側)残りの皆さん。貸し1で逃がしてあげますよぅ。
会員A :その声はフィーナ様っ!
会員B :お願いしますっ!
フィーナ :マリアさん、扉を! あれ? マリアさーん?
レイディア:マリア、開けなさい。
マリア :わかったぞ。
G M:会員たちはわらわらと逃げ出して行きます。
フィーナ :あらあら。これは中に入らないといけませんね。
レイディア:マリア、今度は内から閉めて。
マリア :仕方ないのう。ほれ。
レイディア:とりあえず、動けない間に縛っとくわ。
ディース :俺をどうする気だ? センス・ライは効かねーぞ。しゃべらねーからな。
フィーナ :したくないですが、覗きの罰は脱がしと決まってますので。
ディース :そんなん1回もされたことねーぞ?
レイディア:ほほう。そんなに前科があるのか。
フィーナ :じゃあ、さっさと脱がしましょうか。
ディース :マジかよっ!?
フィーナ :本当は見たくないんですけどね。仕方ないですね。
ディース :やめろー! レイディアも止めてくれ!
フィーナ :はい。脱ぎ脱ぎちまちょうねー。
ディース :今日のフィーナ様はおかしいって! 止めてくれよ!
レイディア:いや、元々こうだけど?
ディース :そんな。清楚なガリ勉フィーナ様が。止めてくれー!
レイディア:お前は今までに覗いた女の数を覚えているのか?
ディース :回数じゃなくて人数なら大体は。こう見えて、案外知力高いしな。
レイディア:止めたくなくなってきた。私も見られたことあるからお相子だし。
ディース :そんなこと言わずに、お願いしますよっ!
フィーナ :まあ、かわいい。
レイディア:まだ全部脱がしてないっすよ?
フィーナ :脱がす前なら何言っても許されますから。
レイディア:そんなもんっすかねぇ。
ディース :マリア、今度レイディアの裸見せるから、こいつらを止めてくれ!
マリア :ふん。自力で見られるわ。
ディース :そうだったー!
レイディア:(ディースの顔を靴で踏みながら)お前は、発言の前と後に空気を読めよ。
ディース :しまったー!
フィーナ :あとちょっとでちゅよー。
ディース :レイディア、そんな位置に立つな。スカートの中が見える! 今見えると!
レイディア:心配しなくても見えないわよ。
マリア :レイディアは下着とスカートの間に布を巻いておるからのう。
レイディア:そう。だから、まず見えないわ。ていうか、言うなっ!
フィーナ :はーい、これを下げれば完成でちゅよー。
レイディア:嬉しそうっすね。さすがは学院女子一番のむっつりスケベ……。
フィーナ :女の子はこれくらいが普通ですよー。
マリア :我は、レイディア以外の裸に興味はないのだが……。
ディース :誰でもいい! 誰かこいつらを止めろー!
レイディア:あんたの味方、誰もいないけどね。
フィーナ :では、下ろしまーす。せーの!
ディース :うわああああああああ!!!
フィーナ :むふふふふふふ……こんにちはー。
レイディア:じゃ、このまま、3階の空き部屋に放置で。みんな呼んどくから。
フィーナ :えー。私はどうなるんですか?
レイディア:すみません。これでも一応仲間なんで、逆■■■はちょっと止めたいんで。
フィーナ :好きなんですかぁ?
レイディア:んなわけねーだ……っすよ。とにかく、今のうちに縛らないと。
ディース :ま、まさか……俺の■■■を3階に公開する気か!?
レイディア:あんたもさっき同じことやってたでしょ。
ディース :違うんだ。おっぱいは別人のだったんだ。
マリア :その程度、見ればわかる。
レイディア:ふーん。で?
ディース :「で?」じゃねーだろ。俺のは生■■■なんだぞ!?
レイディア:ご主人様に逆らう奴隷には、罰が必要よねぇ? ←頭をふみふみ
ディース :……まだ覚えてやがったか……つーか、人の頭を土足で踏むなよ!
レイディア:ちょっとオモチャになるだけで、今日のことは水に流してあげるからさ。
フィーナ :元々、覗きは私刑という決まりですから、悪い話じゃないですよね?
ディース :……ちくしょう……覚えてろよ……。
レイディア:次何かやったら、ここに焼印だからね。 ←ここを踏みつけながら
ディース :冗談に聞こえねーんだよぉっ!!
フアナ :……。 ←透明のまま、一番近くで見てる
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