リザレクション...〜蘇生〜








前回の冒険は失敗。511点+各自の1ゾロ分の経験点を得ます。






一行は、名も無き狂気の神の暗黒司祭に破れ、発狂したまま下水に放り込まれました。
マリアを除く全員が溺れ、オルフは生命を失います。
その後、水流に流され、合計12時間が経過しました。
魔法の効果が途切れ、発狂状態から回復します。






カイル  :……今、引き揚げました。意識不明5名。心臓停止2名。
      落ち着いて聞いてください。うち1名はアーレン師です。
      申し訳ありません。どうか落ち着いてください。

G   M:レイディアが目を覚ますと、カイルが通話の護符で誰かと話しています。

レイディア:………………そう。やっぱり死んだのね。

ディース :起きたか。聞いての通りだ。マリアは元々心臓動いてねーみたいだけどよ。

レイディア:…………。

カイル  :いえ、来て頂くのは……すみません。……。
      その……ご遺体の状態がですね……いえ、その……。す、すみませんっ……!

ディース :くそっ! 仲間も助けられねーで何が魔法戦士だよ!

フィーエル:…………。

マリア  :我がしっかりしておれば……。

レイディア:カイル。代わって。

カイル  :はい。すみません。レイディアさんと代わります。

レイディア:申し訳ありません。敵は強力な暗黒司祭でした。

アーガム :謝って済むか!! どうしてくれるんだ!

G   M:向こう側で、壷か何かが割れたような大きな音がしました。

レイディア:落ち着いてください。この規模の街なら、プリザーベイションは可能ですね?

アーガム :……可能だが……。

レイディア:即刻、魔晶石を持ち出した上で、プリザーベイションを手配して下さい。
      オルフを背負ってフライトでオーファンに飛び、
      学院のコネクションで、マイリー最高司祭のジェニ様に復活の奇跡を。

アーガム :今この街を離れろと言うのか!?

レイディア:私たちが生きているということは、敵のワイトはあらかた壊滅させた筈です。
      息子さんの生命と、あなたの地位と、大切な方を選んで下さい。

アーガム :……。

レイディア:それに、あなたの地位なら、帰りはテレポートを使ってもらえる筈です。

アーガム :……なるほどな。

レイディア:我々は数時間以内に再戦します。治療のため、神殿にお口添えを。

アーガム :…………心得た。しかし、この期に及んで冷静な奴だな……。

レイディア:本当は辛いですが、リーダーが錯乱しても死者が増えるだけですから。

アーガム :そうか……。

レイディア:息子さんのカタキを取り、この街を救いたいですけど、
      残念ながら神官無しで勝てる敵ではありません。どうか、神殿にお口添えを。

アーガム :レベルの高い神官は病気の治療で出払っているし、
      死地に赴かせるまでの影響力はない……。
      すまんが、そちらの裁量で何とかしてくれ……。

レイディア:いえ、無理を言ってすみません。

アーガム :……街を頼む……。

レイディア:わかりました。……仲間を、お願いします。

G   M:そこで、通信が途絶えます。全員を起こしますか?

レイディア:そうする。

マリア  :……我は起きておるぞ。

トゥエリ :…………。

フィーエル:あうー。そんな……。

レイディア:フアナも起きて。

フアナ  :……う………………。

レイディア:オルフが生き返る確率は、97%以上。大丈夫よ。

ディース :っしゃあ! リベンジ行くぞ!

レイディア:待って。神官無しで勝てる相手じゃないわ。

ディース :じゃ、探すぞ!

レイディア:臭いままだとどこに行ってもアレだから、学院のお風呂に入るわ。

G   M:入りました。

レイディア:まずは神殿よ。敵が態勢を立て直す前に倒すには、
      低位の神官に有料で傷を治療してもらって、精神力を温存するしかないわ。






結局、神殿を巡り、12回のキュアー・ウーンズで傷が全快します。
神官は全員1レベルだったので、しめて1200ガメル。
傷は癒えましたが、仲間はやはり見つかりませんでした。





ステータス06 へ
第6話前編・第2節 へ

トップページへ