第93話・本気変態ガチレズジャー



グビアナ地下水道で、敵を狩るみつばたち。

ジェリーマン×2と遭遇。

1ターン目。
みくは盗もうとしたが失敗。反対に、攻撃されたみくがダメージを受ける。
が、敵がエレメント系であるのをいいことに、ふたばのかまいたちで大ダメージを与え、
ひとはのヒャダルコで倒す。

さて、みつばが魔法戦士なので、ホイミを唱えられるのはみくだけだ。
みくのMPが尽きたので、ひとはのリレミトで撤退。
ダーマでみつばを魔法天使に転職させ、再びグビアナ地下水道へ。
しかし、最初の戦闘でがいこつ兵×2に遭遇し、相当消耗したので、撤退して出直す。
その後、戦歴画面を開くと……。



サンディ
「女王なんかほっといて、ひとっプロあびていきたいなー、なんて……。
 ううん、なんでもないんですケド。」



ここまで来ると、ユリシスの人望も逆に凄いと思う。



さて、出直して最初の遭遇は、ジェリーマン×1。
パワーアップしたふたばの爆裂拳で100以上のダメージを与え、みつばの攻撃で倒し、消耗無く勝利!
その後は、上手く敵を避け、最深部に到達。そこで、奥からユリシスの声が聞こえてきた。



ユリシス
「だ…誰か、助けて……!」



なお、全員の強さは以下の通り。

みつば 職業:旅芸人  LV:21 HP:114 MP: 42 攻撃: 87 守備:75 素早さ: 80
みく  職業:盗賊   LV:23 HP:132 MP: 34 攻撃: 88 守備:63 素早さ:126
ふたば 職業:武闘家  LV:23 HP:140 MP: 10 攻撃:143 守備:64 素早さ:130
ひとは 職業:魔法使い LV:20 HP: 90 MP: 94 攻撃: 22 守備:37 素早さ: 92

もちろん、みつばとひとはが後列。アイテムは、いやしそうときつけそうで固める。

奥に進むと、アノンとユリシスの姿が!



アノン
「……なあ、ユリシスはん。わてと一緒に、これからスウィートな人生を……。」



なぜに関西弁?

そこで、アノンはみつばたちに気づく。ついでに、サンディも出てきた。



アノン
「あっ、お前はっ! わてを草むらから連れ戻した、けったいな旅人やないか!」



あえて言おう。お前が一番けったいだ。



アノン
「お前のせいで、あの木の実を使ってわての夢を叶えようっちゅう計画が、
 台無しになるとこやったんやぞ!
 動物的ホンノーが訴えかけたんや! あの木の実を食べたら人間になれる、っちゅうてな!
 そんで、わては人間になったんや! どやっ! イケメンやで〜っ!」



どうみてもドラゴンです。
本当にありがとうございました。

しかも、イケメンでもない。



アノン
「ま、ちょっとカッコよくなりすぎて、ユリシスはんもたじたじやけどな。」



どんだけポジティブなんだこいつ……。



サンディ
「……ヤ…ヤバいよ、みつば。
 コイツ、このカッコで、自分のこと人間だと思い込んでるって……。」



ああ。お前よりやばいヤツは久々だ。



アノンには悪いが、ユリシスは専用浴場に侍女をはべらせた上で、
これでもかというくらいに触りまくっている。

しかも、女王様の寝室のタンスからは、
みつばたちが見つけたおどりこの服の他にも、
ニーソックスなどの様々な女の子の衣装が発見できる。
つまり、コスチュームプレイ大好きな女王様なのである。


早い話が、ガチな人に言い寄っても時間の無駄なのだ。



アノン
「ハ〜ン? なんか言うたか?
 そんなことよりもな。お前ら、何しに来たんや?
 長年想い続けたユリシスはんといっしょになろうっちゅう、わての夢をジャマしにきたんか?」
サンディ
「ハァ? あんた、女王様のことが好きだったってワケ? トカゲのくせに?」
アノン
「じゃかぁしいっ! ようやく人間になれて、そのチャンスがめぐってきたんや!
 わてのジャマするヤツは、許さへん……。許さへんぞーーーーッ!!」



かくして、戦闘に突入した。


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