最終話・個人の星

◇VS 大魔王ゾーマ
ゾーマとの死闘が始まって、すでに44ターンが経過している。
ゾーマの攻撃力もたいしたものだが、勇者は敵の攻撃のダメージを予測しつつ、
できる限りベホマの回数を減らし、そして攻撃するという戦法をとっている。
この戦法は、自分が攻撃するチャンスを増やせる半面、計算を間違うと即死亡する という、
いわば「諸刃の剣 」なのだ。
だが、いままでもこの戦法で強敵たちを打ち負かしてきた。
今回も、きっと上手くいく筈だ!

さて、なおも死闘は続く。
45、46、47ターン目は攻撃。110、100、102のダメージを与える。
48ターン目はベホマで回復。
49ターン目は119のダメージ。
このターンに手痛い反撃を食らい、50ターン目はベホマで回復。
しかし、2回打撃攻撃を受け、再びピンチ。
51ターン目は、自分の計算を信じてなんとか攻撃、92のダメージ。
ゾーマの攻撃で瀕死の重傷を負うが、何とか死なずにすんだ。どうやら、計算は正しかったようだ。
52ターン目はベホマで回復。
態勢を立て直した勇者は、53ターン目からは怒涛の連続攻撃。124、135、106のダメージを与える。

……ゾーマをやっつけた。
ついに倒したぞ!
…… バラモスより弱い気がするのは、きっと気のせいでしょう
……追記。ゾーマの断末魔(?)は、やはり 「ぐはっ」 でした。
ゾーマも倒したことだし、さあ、ラダトームに向かおう。

◆ラダトームの城
王様に会いに行く。なんと、4人で倒したときとは王様のセリフが変わっていた。
バラモスを1人で倒したときのご褒美といい、
もしかすると、SFC版は勇者一人でクリアする人がいるのを想定していたのかもしれない。
町の人のセリフも少し変わってたし……
思えば、今までに勇者は即死攻撃をほとんど受けたことがない。
ザキ・ザラキは合わせて軽く60回以上は受けたが、一度しか死んでいない。
焼けつく息も軽く70回は食らったが、全てかわした。
もしかすると、勇者一人のときは、即死や麻痺を受けにくいようになっていたのかもしれない。
とにかく、勇者シーダはたった一人で魔王を倒した。
これで、勇者の冒険はひとまずおしまいです。
ただ、この後、 一人でしんりゅうを倒しに行った勇者 がいたというウワサもあるのですが、
それはまた、別のお話……

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