外伝第20話・蘇れ! オルテガ愛のために


綾香たちは、神竜に叶えてもらう願いを決めた。

神竜
「佐祐理の父、オルテガを生き返してほしいのだな?」
秋子
「了承!(一秒)」

……あれ? 今、死んだ人の声が聞こえたような?

神竜
「では、佐祐理のふるさと、アリアハンに戻るがいい。
 嬉しい知らせが届いていることだろう。
 では、さらばじゃ!」

一行は神竜の力によって、竜の女王の城に戻された。
そして、キメラの翼でアリアハンに飛び、
ザコとの戦闘中に復活の杖で秋子を復活させる。
賢者の石で全員を全快してから敵を倒し、アリアハンへ。

アリアハンの町は、帰ってきたオルテガのウワサでもちきりだった。
喜びに沸くアリアハンの町で、人々の話を聞いて回ることにする。
ルイーダの店の2階で武道家風の男に話を聞くと……。


「ふーむ……。奇跡って本当にあるのだな。」

……起きないから奇跡って言うんですよ。

その後、一応王様に報告しに城へ行くが、これといって収穫なし。
そして、一行は佐祐理の家に。
オルテガはちゃんと帰っていたが、佐祐理の姿はない。

……まさか、家族仲が悪いとか!?

試しに 変化の杖で怪物に変化 し、
佐祐理の母親に話しかけてみる。

母親
「ああ、あなた! 私を守って……。」
オルテガ
「………………。」

しかし、妻の助けに対してオルテガの反応は一切なし。
オルテガはなにやら物思いにふけっているようだ。
……やはり、仲が悪いのか!!

さて、オルテガが帰ってきたものの、
王様は依然として元気がないようす。
そこで、変化の杖で魔物に変化して話しかけてみた。

王様
「おおおっ。この化け物はなんじゃっ!」
大臣
「ひいいっ。命ばかりはお助けをっ!」

案外元気な王様にほっとしつつ、一行はアリアハンを後にした。
なお、不死鳥ラーミアは魔物の姿のままでもちゃんと乗せてくれた。
ラーミアに乗った一行は、グリンラッドの老人の家へ。
家に入ると、そこには老人の姿はなく、1匹のスライムの姿が。

スライム
「人間だ! 人間が来たぞ! やっつけろっ、ガオー!!」

スライムの正体は、変化の杖で化けていた例の老人だった。
あれ以来、ずっと変化の杖で遊んでいるらしい。

……それにしても、ガオーってあんた。

スライムの姿に化けて話しかけてみると……。

スライム
「やあ、こんにちはっ。プルルンプルン」

……ファミファミファー?

さて、この老人、草原から出入りするたびに
違ったものに変身している様子。
面白そうなので何回か違う変身を見せてもらい、
老人が町娘に変身している時にこちらは踊り子に変身する。

町娘
「あら〜ん、いらっしゃ〜い。
 よくきてくれたわねん。待ってたわよ(はぁと)」

……正体が老人だと思うと、ちょっと……。

その後、ラーの鏡で彼の正体を暴こうとするも、
何も起こらなかった。

……ひょっとしてこの鏡、ボストロールの正体しか暴けないのか!?

一行はひとまず老人の家を出た。

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