外伝第19話・二つ叶えろ


神竜に勝利したものの、秋子が死亡。
余談だが、これまで綾香+かおり組と秋子+千鶴組はそれぞれ
得た経験値や経た職業が全く同じだったため、
それぞれ常に同時にレベルアップしてきた。
今まで綾香+かおりは死ぬ時は一緒に死んでいたし、
秋子+千鶴はまおうのかげのザキで死んでも
その戦闘のうちに復活させていたので、経験値は変わらなかった。
しかし、今回秋子が死亡したまま戦闘を終えたことにより、
秋子と千鶴の経験値がずれてしまった。
本来ならば、かなり、いや、非常に残念だ。

……しかし、そんなことはどうでもいいくらいに嬉しい。
神竜を25ターン以内に倒すことに成功したからだ。

神竜
「みごとだっ! この私を17ターンで打ち負かしてしまうとは……。
 久しぶりに心から楽しませてもらったぞ!」

……少し前に同じようなセリフを聞いた覚えがあるんですが、
あなたの「久しぶり」はずいぶん短いスパンで発生するんですね。


さて、神竜は約束どおり、また願いをかなえてくれるとのこと。
選択肢は以前と同じく、3つ。
ここは迷ったらいけない。即答した答えは……。

「あたらしい すごろくが したい」

神竜
「残念だが、その願いは既にかなえられているはず。」

……やっぱりダメか。

神竜に他の願いにしろといわれてしまった。
つまり、事実上の選択肢はこの2つ。

「ちちオルテガを いきかえしたい」
「エッチな ほんが よみたい」


……やはり、同列に扱ってはいけない願いのような気がする。

さて、どちらを選ぶべきだろうか。
それとも、間を取って、
「ちちオルテガの エッチな ほんが よみたい」
あたりで行くべきだろうか。

……イヤだ、激しく。

本当ならばオルテガを生き返らせるべきなのかもしれないが、
「ちちオルテガ」とはいうものの、
このなかにはオルテガの娘はいない。

かといって、戦闘に足手まといの勇者が加われば、
15ターンで倒す難度が跳ね上がるのも確かだ……。

考えた末、神竜にかなえてもらった願いは……。

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