第28話・明日に向って狩れ


佐祐理たちは魔王バラモスになすすべもなく破れ、
魔法を一切使わずにクリアすることの難しさを改めて痛感した。
ベホマはおろかべホイミすらないので、戦闘中に
HPが減っても回復手段が無いに等しいのだ。(薬草など論外)

世界樹の葉は1枚だけあるが、やはり、
バラモスを倒すのに十分とはいえない上、
持っている者が死ねばそれまでである。
強力な攻撃を繰り出してくるバラモスを倒すには、
やはり眠らせるしかないことには変わりないが、
レベルが低いせいか眠りの杖の成功率があまり高くない。
どこかでレベルを上げる必要があるのか……。

さて、佐祐理はアリアハンで復活。
棺桶3個をひきずって教会に向かうが、
案の定というかなんというか、お金が足りなかった。
(バラモスの城に出てくる敵は、Gをあまり持っていないのだ!)
貯金をはたいてドラゴンキラーを買ったので、
持っているアイテムを売り払って費用を捻出するしかない。
予備武器のゾンビキラーを泣く泣く売り払い、復活費用を捻出。
全員を蘇生した。

さて、レベル上げの場所を思案したが、
まだレベルが低いので死の呪文を唱えるホロゴーストは避けたい。
ネクロゴンドの敵は経験値は高いが、
HPと攻撃力が高いトロルがいるので、薬草の消費が激しい。
考えた末、命の木の実を拾える可能性もある
サマンオサ地方へと向かった。

たまにラーミアでスー地方に行ったりしつつも、
サマンオサ地方でレベル上げを続ける。
コングを倒し、綾香とかおりはレベル28に上がった。
ゾンビマスターたちを倒し、みちるはレベル29に上がった。
コングとの戦闘で、みちるは命の木の実を盗んでいた!
アカイライたちを倒し、佐祐理はレベル29に上がった。
佐祐理はべホイミを覚えた。
そして、スー大陸の聖なる泉に足を踏み入れた。

泉を調べているうちに、
みちるは眠りの杖を泉に落っことしてしまった!
すると、泉から精霊が出てきた。

精霊
「私はこの泉の精霊、オルレラ。
 あなたが落としたのは、このひのきのぼうですか?」

……もしや、これは正直に答えるといい物がもらえるというアレでは?

いいえと答えると、オルレラは「では、魔人の斧ですか?」と。
いいえと答えると、オルレラは眠りの杖を返してくれた。
さらに、正直なみちるにひのきの棒をくれた!

……魔人の斧をくれるんじゃないのか〜!

その後もしばらく泉で遊んだ後、聖なる泉を後にした。

コングを倒し、綾香とかおりはレベル29に上がった。
アカイライたちを倒し、みちるはレベル30に上がった。
ガメゴンとの戦いで、みちるは鉄兜を盗んでいた。
まほうおばばたちを倒し、佐祐理はレベル30に上がった。
別のまほうおばばたちの落とした宝箱から、消え去り草を手に入れた。
コングたちを倒し、綾香とかおりはレベル30に上がった。
全員のレベルが30になったので、いったんアリアハンへ戻る。

第27話へ
第29話へ

トップページへ