第18話・アリアハン金融道


佐祐理たちは平均レベル20以下で果敢にもボストロールに挑み、
そして、当然の如く全滅した……。

……そもそも、ボストロールってこんなに強かったっけ?
本来スクルトとべホイミがあればザコなんだけど、
なしで倒そうとなんて普通しないからなぁ……。


さて、佐祐理は3人の仲間を生き返らせようと教会へ。
他の仲間の復活資金を稼ぐためにも、
まずは全体攻撃のできるみちるから復活させよう。

神父
「さすればわが教会に450Gのご寄付を。よろしいですな?」

……しかし、所持金はわずか90G。
ない袖はふれないので、泣く泣く「いいえ」と寄付を断る。

神父「教会への寄付は神への感謝の気持ち。
   それを惜しむとは情けない。」

……むしろ、仲間一人生き返らせられない
この赤貧状態が情けない。


……まてよ、神に仕える神父様のことだ。もしかすると、
お金のない人はタダで生き返らせてくれたりとかするかもしれない。
さっきと同じくみちるを生き返らせようとして、
寄付を要求されたところで「はい」を選択してみる。

神父
「なんと、寄付をするにはお金が足りないではありませんか!
 おお神よ、ゆるしたまえ! こんな貧しい人に
 無理な寄付を頼んだ私が悪かったのです!」

……おおっ! 神様に許しを請うということは、
ここは特例でタダで復活させてくれるのか!?


神父
「他にご用はおありかな?」

……あれ?
誰も生き返ってない? え?

やっぱり世の中は金なのか!(泣)

金策の必要に迫られたものの、不要なアイテムはない。
が、背に腹はかえられない。
魔法を多用するザコ戦用に取っておいた予備の魔法の盾を
1つ売り払い、復活費用を捻出。全員を蘇生させる。
そして、装備をボストロールとの戦いの前の状態に戻し、
隊列をみちる、佐祐理、綾香、かおりの順に変更した。
戦士2人が後列にいるのは、HPが高くても守備力は
元々素早い盗賊や星降る腕輪付きの勇者には敵わない上、
べホイミやベホマがないから、ザコ戦では最大HPが高くても
ダメージを多く受けると薬草を余分に使うことになって損だからだ。
要するに、ザコ戦では戦士は盾にならないということだ。

さて、一行は今後の進路に迷った。
ボストロールを倒せればイベントは大幅に進むが、
このレベルでは魔法なしで到底倒せない。
回復手段が薬草しかない以上、全体攻撃を繰り出してくるやまたのおろちは、
ドラゴンシールドなどをもってしても、おそらくボストロールより強い。
装備は全員が現段階で買える物のうち最高の物を装備しているので、
装備をこれ以上強化するのは望めない。
したがって、レベルを上げるしか手はない。
しかし、ただレベルを上げるのも退屈だし、このレベルでは
火山の火口付近の敵に勝てない恐れすらある。
火山の火口でのレベル上げに挑戦するにも、
もしもの時のための復活資金は必要だ。
迷った末、ひとまずはレベル上げを兼ねて世界を巡ることにした。

一行はキメラの翼でアッサラームへ。
闇のランプを使って時間を夜にし、
民家の2階(いつか小さなメダルを拾った場所)で、
猫に化けたつもりだが化け損ねていたベビーサタンを発見。
開き直って襲い掛かってきたが、無傷のうちに1ターンで撃破。
アッサラームを出た一行は、ピラミッドを目指す。

昔はかなり苦戦した敵たちを1ターンで葬りつつ、ピラミッドに到着。
入ってすぐの落とし穴に落ち、地下1階の左上の部屋を調べ、
隠し階段を見つけて地下2階へ下る。
ちなみに、ピラミッドの地下では魔法が使えない仕組みになっているが、
元々使えないのでなんら関係ない。
むしろ、だいおうガマのラリホーを受けないだけこちらに有利である。

そして、程なく地下2階の祭壇から黄金の爪を発見。
黄金の爪を懐に入れたところ、不気味なメッセージが流れ、
ピラミッドでの敵の出現率が格段に上がった。
はぁ(ため息)……これから面倒だ。

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