第5話・魔法使いに大切なこと

第2章の主人公は、おてんば姫のアリーナだ。
彼女はサントハイムのお姫様だが、こともあろうに おてんば なのだ。
おてんばがすぎたせいか、王様の命令で外に出してもらえない。
どうしようかと思案していると、アリーナの部屋の壁に外へと通じる とても大きな穴 が!
城の人の話によると、 アリーナが蹴破った跡 らしい。
石壁にキックで大穴をあける とは、恐るべき姫様である。
もちろん、穴のあいたところは木の板らしきもので補修されていた。
が、石を蹴破ったアリーナに木の板が砕けぬはずはない!
豪快なキックで板を蹴破り、城を後にする。
そして、城から離れること数歩。
心配した魔法使いブライと神官クリフトがついてきた。
あまり役には立たないが、とりあえず連れて行くことにする。
え? さまざまな呪文を使いこなす2人がどうして役に立たないかって?
第2章のお題は、「クリフトとブライに猿ぐつわ」、別名 「魔法を一切使わない」 なのです!
さあ、呪文を全く使わない珍道中の始まり始まり〜。

サントハイムのすぐ近くのサランの町に到着。
持ち金100Gのうち90Gをはたいて、クリフトに皮の盾を買ってやる。
のこりはわずか10Gになってしまった。
そして、町を回りながら仲間といろいろ話してみる。けっこう楽しい。
一通り町を回り終え、町の外へ。
最初の戦闘はスライムベス2匹だった。楽勝。
調子に乗って東に向かうが、あばれこまいぬ1匹とキリキリバッタ3匹に遭遇。
1ターン戦った後に敵の強さに気付き、180度方向転換して前進。
なんとか逃がしてもらえた。
そして、サランの付近でレベル上げに励む。
そうこうしているうちに、ザコ敵の集中攻撃を受けたクリフトが死亡。
あわててサランに引き返し、蘇らせる。
しかし、やはり魔法なしは辛い。
クリフトのホイミ、ブライのヒャドが使えないだけでこんなにも辛いとは……
スライムベス4匹にも大苦戦である。
さらにレベルを上げ続ける。
しかし、またしても集中攻撃を受け、クリフト死亡。
やはり、 魔法が使えなければただの足手まとい である。
その後もレベルを上げ続ける。
途中、レベル3になったブライが会心の一撃を出したりもしたが、
ダメージはたったの5だった。
さらにレベルを上げ続ける。
が、今度はブライが死亡。
ブライを蘇らせ、たまったお金で皮の鎧をブライに買ってやる。
懲りずにレベルを上げ続ける。
そして、強敵つちわらし4匹に囲まれ、 クリフト死亡
仲間を呼びまくるつちわらしに苦戦しつつも、アリーナの活躍でなんとか勝利を収めた。
クリフトを蘇らせるためにサランに帰り着いたときは、もう夜になっていた。
ふと、仲間に話しかけてみる。

アリーナ 「夜の町なんて、ちょっとワクワクするわ。やっぱり旅ってステキ!」

あのー。 うしろでクリフト死んでるんですけど……
ともあれ、アリーナに聖なるナイフを買う。
攻撃力が一気に倍近くまで上がった。
そして、クリフトを蘇らせたアリーナ一行は、冒険の旅を続けるのだった。

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