第27話・ずっと探してたもの



勇者一太郎は、マイラのすごろく場に挑む。
すごろく券は、ここで拾ったものも合わせて20枚。
厳しいコースだが、これだけあれば充分だろう。
もちろん、何かいいものが手に入ったら冒険の書に記録しに戻る作戦だ。

1回目の挑戦。宝箱から逃げ逃げリングを発見。役に立たない。
が、途中で小さなメダルを拾っていたので、記録。

2回目の挑戦。スタート直後の穴に落ち、リセット。

その後も、挑戦を繰り返す。
タンスから世界樹の葉を見つけたが、いらない。
宝箱を開けると、ミミックだった!
ザキとマホトラに耐えながらもなんとか倒し、
735ポイントの経験値を獲得した!
地面を調べ、石のかつらを手に入れた。
うまく道具屋のマスに止まり、ドラゴンローブを3着購入。
その後、4回目の挑戦でゴール。(?)
命の指輪とグリンガムのムチを手に入れた。
命の指輪は、星降る腕輪をつけていない織絵が装備。
ドラゴンローブは充、薫子、織絵が装備。3人の守備力が大幅に上がった!

その後も、アイテム入手とゴールド稼ぎのために挑戦を続ける。
6回目の挑戦で、宝箱からドラゴンテイルを手に入れた。売ろう。
その後、8回目の挑戦でゴール。
そういえば、さっきのアレ、ゴールじゃないんだった。
ともあれ、ゴール賞品の光のドレスを手に入れた!
最強の防具が手に入ったぞ!
ていうか、ドラゴンローブが1着無駄になったが、気にしてはいけない。
光のドレスは、星降る腕輪を装備していない織絵が装備することに。

その後も挑戦を続ける。
足元を調べ、石のかつらを手に入れた。
宝箱から闇の衣を手に入れたが、いらない。

その後、アイテムが全て揃ったので、すごろく券は使い捨てるつもりで挑み、
能力値がダウンするか、すごろく券を全て使い切ったらリセットする。
こういう戦法は卑怯と呼ばれても仕方ない気もするが、まあ、アリだろう。
挑戦すること1日、「?」のマスでついに財布がずっしりと重くなり、
一気に6万ゴールド以上のお金を手に入れた!
欲を言うと、ドラゴンローブ購入前に財布が重くなるとよかったのだが、
贅沢は言ってられない。(次にいつ道具屋に止まれるかわからなかったし、
いつ財布が重くなるかわからなかったので、妥協したのだ。)
さあ、あとは、買える装備を全て揃えるだけだ。
20万ゴールド以上の現金を手に、アレフガルドの武器屋を回ってみよう。

まずは、マイラの道具屋から王者の剣を購入。
稲妻の剣を装備していた一太郎の攻撃力が大幅にアップ!
そして、充、薫子、織絵に賢者の杖を購入。
次のボス戦には賢者の石が手に入っているから、3本あれば十分だろう。
え、それまでのザコとの戦いはどうするのかって?
賢者の杖3本で足りないほど強い敵だったら、どのみち死にます。><
その後、ラダトームにルーラし、充、薫子、織絵にミスリルヘルムを購入。
3人の守備力が大幅に上がった!

さて、まだお金に余裕があるので、もっと買うことにしよう。
まず、リムルダールで一太郎にグレートヘルムを購入。
一太郎の守備力が大幅に上がった!
まだお金に余裕があるので、もうちょっと揃えることに。
僧侶の織絵と薫子に水鏡の盾を購入。
魔法の盾のような魔法ダメージ軽減能力こそないが、防御力は高い。
きっと、バラモスゾンビ戦では役に立つことだろう。
そして、一太郎にドラゴンメイルを購入し、装備。
ドラゴンメイルは守備力が高いうえに、炎や吹雪のダメージを軽減できるのだ。
魔法の鎧も持ったままにしておき、魔法を使う敵との戦いにも備える。

ひとまず、装備は整った。
あとは、HPが89〜90の僧侶が死なないように、
ある程度計画的に動くだけだ。
バラモス戦で使ってしまった命の木の実がつくづく惜しいが、
使ってしまったものは仕方が無い。
さて、ゾーマはバラモスごときと違って、ラリホーは効かない。
その上、凍てつく波動で補助呪文を無効にしてくるというとんでもない敵だ。

進路に迷ったが、敵が弱いところから行ったところで、
どうせこちらのレベルは上がらない。
したがって、アイテムが豪華な場所から攻めることにする。
まず、メラゾーマを唱えるサタンパピー対策として、
一太郎のドラゴンメイルを魔法の鎧に変える。
そして、キメラの翼でマイラに飛び、ルビスの塔を目指す。

一行は、多少のMPを消費しただけで、ルビスの塔に到着した。
最初の遭遇はサタンパピー×2。
魔封じの杖と眠りの杖で無力化し、逃げ出した。

次の戦闘は、宝箱に擬態していたミミック。
ザキに耐えつつ2ターンで倒し、183ポイントの経験値を獲得した。

次の遭遇は、ラゴンヌとメイジキメラ。
魔封じの杖と眠りの杖で無力化し、逃げ出した。

その後も、敵からは逃げ、ミミックは倒しつつ進んでいく。
ミミックを倒し、183ポイントの経験値を獲得。

その後、宝箱から光の鎧を入手。
唯一装備できる一太郎が装備し、守備力が大幅に上がった!

さて、ここから上の階に続く階段を見つけるのがやや難しいが、
塔の北側に落ちてしまえばいいだけなので、知っていれば簡単だ。
しかも、魔王の影は運良く出現せず、比較的楽に最上階へ。
石像の前で妖精の笛を吹き、石像にされていたルビスを元に戻した。
ルビスは聖なる守りをくれた。

ルビス
「そして、もし大魔王を倒してくれたなら、
 きっといつかその恩返しをいたしますわ。」

そう言って、ルビスは姿を消した。
そうか……例えば、勇者なしでゾーマを倒したときに、自宅で家族と平和に
過ごしていたであろう勇者を下の世界に強制ワープさせて元の世界に帰れなくするのを、
お前は恩返しと言い張るんだな?


ともあれ、目的は果たした。
一行はリレミトで脱出し、ルーラでラダトームへ。

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