第26話・覚醒!?
地底の湖で夢見るルビーを手に入れた一行は、洞窟の脱出を目指す。
だが、澪のMPは、残り4しかない。
帰る途中、洞窟の宝箱から銀のロザリオを手に入れた。
とりあえず、袋の中に入れておく。
その後、澪の残りMPが1の状態で、なんとか回復の泉まで到達。
あとは、全滅さえしなければ、帰り道のMPは足りる。
帰り道で、バリイドドッグ×2、バンパイア×2というかなり危険な組み合わせと遭遇したが、
敵が驚き戸惑っている間に、なんとか逃げ出した。
1ターンのアドバンテージがあっても、まともに戦うのは危ない組み合わせだからだ。
そして、洞窟の出口の目前で、律はルビーが気になったようだ……。
律は夢見るルビーを覗き込んだ。
なんだか気が遠くなってゆく……律はしびれて動けなくなった!
律
「うわらば!」
澪
「まったく、仕方のないやつだな」
唯
「足つーんってやっていい?」
澪
「この前やられてたからな。1回くらいはいいんじゃないか?」
唯
「つーん!」
律
「ぎーーーやーーっ!!」
一行は洞窟を出て、エルフの隠れ里へ。
なお、律の痺れはすぐ消えていた。
夢見るルビーを持って、エルフの女王に話しかけてみる。
女王
「その手に持っているのは夢見るルビーでは……?
なんとすいちょうけん! アンと男は地底の湖に身を投げたというのですか!?
おお! わたしがふたりを許さなかったばっかりに……。
…………………………。
わかりました。さあ、この目覚めの粉を持って村にお戻りなさい。
そして、呪いを解きなさい。
アンもきっと、それを願っていることでしょう……。
おお、アン! ママを許しておくれ……。」
せっかくなので、もう一度女王に話しかけてみる。
女王
「あなたがたにはお礼を言わなければなりませんね。
けれど……わたしは人間を好きになったわけではありません。
さあ、おゆきなさい」
ツンデレだー!? 煤i ̄口 ̄;
さて、アンデッド系の多い洞窟を出たので、武器を変更する。
澪がとげのムチ、唯が鉄の槍、梓が聖なるナイフを装備した。
そして、ノアニールの町へ。
澪は目覚めの粉を手のひらに乗せた。
目覚めの粉は風に舞い上がって村を覆っていく!
なんとこうかくけん! 人々は目覚め始めた!
さっそく、村で人々に話を聞き、情報を得ることに。
最初から起きていた学者に話を聞いてみると……。
学者
「おお、聞こえる…聞こえるぞい! 人々のざわめきが…。」
ざわ…ざわ…
さて、どうやら、数年前、この町が眠りに覆われる前に、
オルテガがここに立ち寄っていたようなのだ。
オルテガは、魔法の鍵を求めてアッサラームへ向かったという。
アッサラームはロマリアの東。
鍵などで道が閉ざされているわけではないのだが、
遊び人を抱えていると敵が強すぎて、HPが高くないと全滅必至で進めなかったのだ。
しかし、ノアニールで充分に鍛えられ、HPも最高が唯の83、最低が澪の55と、
1回の戦闘で全滅しない程度の水準にはなっているのだ。
ていうか、勇者が一番弱いのかよ!
よく見たら、守備力も澪が一番低いし!
性格のハンデは、思った以上に大きいようだ。
ともあれ、今まではギリギリで誰も倒れていないが、
ここから先は一気に全滅もありうる。
一行は、ルーラでアリアハンに飛んで、いつの間にか貯まっていた1万4千ゴールドを預け、
ロマリアに飛んでロマリアで一泊。
覚悟完了。
東方にある、アッサラームを目指す。
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