外伝第26話・はぐれメタル落書き


リムルダール周辺でのレベル上げは、まだ続いていた。

いつもの戦法ではぐれメタル1匹を倒し、由乃はレベル83に上がった。
ダースリカントを倒し、瞳子はレベル44に上がった。
いつもの戦法ではぐれメタル1匹を倒し、祐巳はレベル84に上がった。
同時に、志摩子はレベル78に上がった。
はぐれメタル2匹たちとの戦闘で、3人が2ターンに渡って
不発のパルプンテを唱えつづけ、その間に1匹のはぐれメタルが逃亡。
3ターン目の祐巳のパルプンテで時間を止め、
ドラゴラムで残ったはぐれメタル1匹などを撃破。
この戦いで、由乃はレベル84に上がった。
同時に、瞳子はレベル45に上がった。
……メガンテまだ覚えない。

ひとまず、同じ元セクシーギャルの遊び人同士、
レベル84の祐巳とレベル45の瞳子の能力を比較してみる。
(道具などで修正される前の能力値)

力……祐巳149、瞳子113、その差36
素早さ……祐巳206、瞳子158、その差48
体力……祐巳217、瞳子154、その差63
賢さ……祐巳255、瞳子143、その差112
運のよさ……祐巳246、瞳子180、その差66
HP……祐巳430、瞳子308、その差122
MP……祐巳522、瞳子286、その差236

呪文をほぼ全て覚えた後は、約40レベル上げても
これだけしか能力が上がらないわけか……もっとも、
極限の戦いなので、少しの差が大きく響いてくるのだが。
(特に、HPとMP!)

さて、メガンテにこだわってみたものの、
結局使わない呪文だからどうでもいい。
あとはレベルを限界まで上げるか、種を探すか、
この2つにしぼられるのだが、
祐巳たちは種を落とす敵を知らなかった。
レベル上げも兼ねて、種を探しながら世界を巡るという手もあるが、
それには仲間を1人外して盗賊の蔦子を連れてこなければならない。
1人のレベル上げを犠牲にすると穴になるので、
ここはもうしばらくレベルを上げてみて、
必要な能力が上がりきったキャラが出たら、
いったん別れて蔦子を連れてくることにしよう。

さて、リムルダール周辺ははぐれメタルが多く出現するが、
「たたかう」が使えない以上、こちらがはぐれメタルを倒す手段は
1.不発覚悟でパルプンテ×3(瞳子は遅いから除外)
2.1ターンのロス覚悟でドラゴラム×3+ピオリム
の2つがメインになる。

なお、ドラゴラム×2+パルプンテ+ピオリムもあるが、
先に逃げられては意味が無いので素早いキャラがパルプンテを唱える以上、
A.パルプンテでびっくりすれば次のターンに一掃、
B.パルプンテで暗闇に覆われればドラゴラム不発で完全失敗、
などのパターンもあるが、基本的にはパルプンテ次第。
よって、あまり意味が無いのだ。

結局は1か2の戦法がメインになるのだが、
パルプンテは不発が多いので2の方がまだ確実性が高い。
しかし、2だと確実に1ターンの隙ができるので、
1ターン目に逃げられることが多く、
3匹出現しても平均1.2匹前後しか倒せない。
(概算で、はぐれメタルが1匹出現するごとに、
1匹あたり30〜50%の確率で倒せているように感じる。
つまり、3匹出ても平均0.9〜1.5匹しか倒せない。)
なにより、出たのが1匹だけでも逃げられる可能性が高いのが痛い。
1匹辺りの経験値は4人で割ると約1万なので、
3匹倒して5000以上の経験値が確実にもらえるてんのもんばんの方が、
かなり割がいいことになる。(バラモスエビルはもはやスクルト+
フバーハ+マホカンタ+イオナズン+賢者の石でほぼ100%勝てるし)
幸いMPはほぼ無限にあるので、痛恨の一撃で誰かが倒されても
すぐに蘇生可能だ。

かくして、次なるレベル上げの地は隠しダンジョンに決定。
アリアハンで態勢を整え、祐巳たちはゼニスの城へ飛んだ。

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