外伝第19話・さよならオルテガ先生


一行は魔法のみ(この戦闘中は、道具を使う余裕なんてなかった)で、
ついに、神竜を15ターン以内に倒すことに成功した!

なお、この戦いで、祥子はレベル83にアップ。
性格がでんこうせっかなので、多分MPは上がりにくいが、
そのくらいは仕方が無いといえるだろう。

神竜
「みごとだっ! この私を12ターンで
 打ち負かしてしまうとは……。
 ひさしぶりに心から楽しませてもらったぞ!
 いいだろう。そなたの願いを1つだけ叶えてやろう。
 さあ、願いを言うがいい。」
祥子
「父オルテガを生き返したい。」
神竜
「祥子の父オルテガを生き返らせてほしいのだな?」
神竜
「では、祥子のふるさとアリアハンに戻るがいい。
 嬉しい知らせが届いていることだろう。」

かくして、いつものように竜の女王の城に強制ワープ。
祥子はアリアハンに戻り、自宅にてオルテガと再会した。

オルテガ
「そうか、お前が祥子……ずいぶん大きくなったなあ。
 私が旅に出るときはまだこんなに小さくて…。
祐巳
(小さいお姉さま……小さいお姉さま……はぅ!)
由乃
「祐巳さん、よだれ……」
オルテガ
「ともかく、今まで心配をかけてすまなかったな。
 で、今は? …………。
 なんと! 私の後を継いで魔王を倒すための旅をっ!
 そうか。そうなのか。ならば何もいうまい。
 しかし、母さんにだけはあまり心配をかけぬようにな。」
一同
(あんたが言うなよ……。)


オルテガ
「立派になったな、祥子。
 お父さんもお前について旅に出たいが、
 そうすると母さんはまた独りだ。
 今までのことを思うと、とてもそれはできない…。
 老兵は去りゆくのみ。あとのことは祥子、お前に任せたぞ。
 なーに。今のお前なら、たとえ大魔王でもいちころだろう。」
由乃
「聞いた、祐巳さん?」
祐巳
「なにを?」
由乃
「大魔王でもいちころ、っていうところ」
祐巳
「それがどうか……」
由乃
「こうなったら、光の玉を使わないでゾーマを倒すのよ!」
祐巳
「ええっ! そんな無茶な……
 そんなの絶対無理ですよね、お姉さま?」
祥子
「やってみなくちゃわからないわ。そうでなくって?」
祐巳
「はうぅ……」(ヤブヘビだった……。)
志摩子
「では、行きましょうか。」

かくして、一行の次なる目標は、
「『たたかう』無しでゾーマ撃破」となった。
はてさて……。

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