第64話・シャニムニ
魔王バラモスとの戦いは、最初はいい調子で進んでいた。
ところが、バラモスのメダパニで熟達の魔術師由乃が混乱してしまい、
大事な攻め手が1人減ってしまった。
そればかりか、堕落した者由乃は攻撃魔法を連発してバラモスを手助けしてしまう。
結局は由乃の混乱をきっかけに祥子たちは総崩れとなり、
完全に勝てると思ったバラモス相手に敗れ去ってしまった……。
全滅した祥子たちだったが、祥子はマリア様のご加護によりアリアハンで復活。
(このセリフ、何度目だろう?)
祥子のザオラル7連発で全員を蘇生させた。
勇者の祥子までがザオラルを使えるようになったので、
もはや教会の寄付金に悩まされる必要はないのだ。
さて、先の戦いを振り返ってみると、
敗因はこれすなわちメダパニ。
フバーハを覚えておらず志摩子のHPも今より低い状況では、
ダメージの多い激しい炎が一番怖かった。
したがって、魔法を封じない方がバラモスはまだ弱かった。
しかし、前回の戦いでは、メダパニさえ受けなければ
もっといい戦いができていたように思う。
1回目の戦闘と異なり、こちらには3人のフバーハや志摩子のベホマラーがあるので、
激しい炎が飛んでこようと、メダパニで混乱させられるよりは戦いやすいはずだ。
よって、序盤で魔法を封じてしまった方がまだ被害が少ないという結論に達した。
後は敵のメダパニの成功率をいかに下げるかにかかっている。
間接攻撃呪文は敵よりレベルが高いと受けにくくなるらしいことはわかっているので、
結局はレベルを上げるしかない。
一行は祥子の家に泊まって祥子のMPを回復し、
教会でマリア様にお祈り。
レベルを上げて再びバラモスに挑むべく、バラモスの城へと向かった。
祥子たちはさっきと同じようにレベルを上げる。
混乱したうごくせきぞうにはぐれメタルを倒させ、祥子はレベル36に上がった。
うごくせきぞうたちを倒し、志摩子はレベル36に上がった。
志摩子はバギクロスを覚えた!
※バギクロス
バギ系最強魔法。真空の刃で敵1グループに大ダメージを与える。
ダメージの幅が大きいので過信はできないが、バギ系は効きやすい敵が多いのが魅力だ。
ホロゴーストたちを倒し、祐巳はレベル33に上がった。
祐巳はレムオルを覚えた!
※レムオル
移動中のみこちらの姿を消すことができる魔法。敵とは普通に遭遇するので、
いたずら以外の使い道はほとんどない。なお、消え去り草と全く同じ効果である。
エビルマージを倒し、由乃はレベル33に上がった。
由乃はレムオルを覚えた!
混乱したホロゴーストにはぐれメタルを倒させ、祥子はレベル37に上がった。
エビルマージたちを倒し、志摩子はレベル37に上がった。
その後、ホロゴースト×3、はぐれメタル×3が出現。
全員がかりでホロゴーストを混乱させようとするも、
混乱を逃れた1匹のザラキを受け、由乃が倒れる!
混乱したホロゴーストが2匹のはぐれメタルを倒したので、由乃にも
経験値を与えるために、祐巳のザオラル1発成功で由乃を戦闘中に復活させる。
なお、残るはぐれメタルは逃げてしまい、
残ったホロゴーストは物の数ではなかった。
この戦いで、祐巳はレベル34に上がった。
祐巳はベホマラーを覚えた!
祐巳はドラゴラムを覚えた!
……これで、メダパニ以外にはぐれメタルを倒す手段ができた!
※ドラゴラム
使用者を大きな竜に変身させ、炎を吐かせる魔法。
竜となった者は毎ターン炎を吐き続けることになる。
効果は戦闘が終わるまで持続するので、回復など他の行動はとれなくなる。
消費MPが高いので使いどころが難しい魔法だが、炎は相手の防御力を
無視してダメージを与えるので、はぐれメタルすら倒すことができる!
エビルマージを倒し、由乃はレベル34に上がった。
由乃はベホマラーを覚えた!
うごくせきぞうを倒し、祥子はレベル38に上がった。
祥子はベホマズンを覚えた!
……このHPの低いパーティーのこと、ベホマラーで上等なので
ベホマズンを唱える機会なんてそうはないだろうけど。
なにより、勇者にはライデインという大任があるし。
※ベホマズン
味方全員のHPを全快させる回復魔法。(ただし、倒れている者は除く。)
勇者しか使えない究極の全体回復魔法だ!
しかし、消費MPが異常に高いため、使われることはあまりない。
祐巳のドラゴラムによりはぐれメタル1匹を倒して、志摩子はレベル38に上がった。
志摩子はザオリクを覚えた!
※ザオリク
HPが0になった仲間1人を、HP全快の状態で復活させる魔法。
戦闘中に仲間が倒れても、確実に復活させることができる!
しかし、HPが残っている者に対しては何の効果もない。
祐巳のドラゴラムによりはぐれメタル1匹を倒して、祐巳はレベル35に上がった。
祐巳はアバカムを覚えた!
同時に、由乃はレベル35に上がった。
由乃はアバカムを覚えた!
※アバカム
鍵のかかった全ての扉を開く開錠の魔法。
消費MPはゼロだが、最後の鍵を持っている祥子たちには無用の長物である。
ホロゴーストたちを倒し、祥子はレベル39に上がった。
これで一行は十分に強くなった!
祐巳と由乃のMPもちょうど切れてきたので、
今度はマホトラで補充せず祥子のルーラでアリアハンに帰る。
一行は祥子の家に泊まり、教会でマリア様にお祈り。
そして、ラーミアに乗ってバラモスの城へ。
一行は呪文を惜しまず敵を倒しながら進む。
途中、ホロゴーストの落とした宝箱から、すごろくけんを手に入れた!
祐巳のドラゴラムで1匹のはぐれメタルを倒し、志摩子はレベル39に上がった。
そして、祥子たちはバラモスの前へ。
前回と同じように祈りの指輪を使ってMPを回復する。
祐巳のドラゴラムなどでMPをかなり消費していたが、
指輪が1個壊れただけで済んだ。
なお、全員の主な能力は以下の通り。
祥子 (勇者) LV:39 HP:311 MP:140 攻:156 守:135
祐巳 (賢者) LV:35 HP:223 MP:230 攻: 77 守:145
由乃 (賢者) LV:35 HP:176 MP:244 攻: 69 守:199
志摩子(僧侶) LV:39 HP:179 MP:312 攻: 45 守:136
前回MPが足りなくなったことを思い出し、
袋から祈りの指輪を出して各人にそれぞれ2〜4個持たせておく。
そして、祥子は前回と同じようにバラモスに話しかけ、戦いが始まった。
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