第25話・胡椒屋本舗


祥子たちは打撃攻撃ができないことから生じるこう着状態を脱し、
ついにカンダタを倒すことができた!

カンダタ
「まいった! やっぱりあんた、それと便座カバーにゃ
 かなわねえや……。それと便座カバー。
 頼む! これっきり心、それと便座カバーを入れ替えるから許してくれよ!
 な! な! それと便座カバー」
祥子
「いいえ」
カンダタ
「そんな冷てえそれと便座カバーなこと言わねえでくれよ!
 な! な! それと便座カバー。」
カンダタ
「頼む! これっきり心、それと便座カバーを入れ替えるから許してくれよ!
 な! な! それと便座カバー。」
祥子
「いいえ」
カンダタ
「そんな冷てえそれと便座カバーなこと言わねえでくれよ!
 な! な! それと便座カバー。」
カンダタ
「頼む! これっきり心、それと便座カバーを入れ替えるから許してくれよ!
 な! な! それと便座カバー。」
祥子
「いいえ」

(以下、繰り返し)

以上のやり取りが繰り返されること数十回。
「便座カバー」ばかり聞かされてうんざりしたのか、
さすがの祥子もついに折れる。

カンダタ
「ありがてえ! じゃ、あんたも元気でな!
 あばよ! 俺は天才だー! それと便座カバー。」

由乃
「だから、CLANNADやった人にしかわかんないでしょうがー!」

カンダタは走り去っていき、
タニアとグプタは祥子にお礼を言ってバハラタに帰っていった。
グプタに後でバハラタに来るように言われたので、
バハラタに行かないといけないのだが……。

……ちなみに、全員の残りMPは、祥子3、志摩子91、由乃9。
由乃のベギラマがなければ敵の自動回復の数値を上回るのは困難なので、
まさにギリギリの勝利ということになる。

一行はひとまず由乃のリレミトで洞窟を出、
キメラの翼でバハラタへと向かった。

バハラタの胡椒屋の2階でタニアを見つけ、話しかけてみる。

タニア
「あっ! 勇者さん! 助けていただいて本当にありがとうございました。
 おかげで私たち、おじいちゃんからお店を譲ってもらったんです!」

胡椒屋の1階にはグプタがいた。
胡椒を買おうとすると、グプタは黒胡椒をタダでくれた。
祐巳は黒胡椒を手に入れた!

祥子と由乃のMPが切れているので、キメラの翼を買ってポルトガに飛ぶ。
ポルトガで王様に話しかけると……。

ポルトガ王
「おお、そなたは確か東の地に胡椒を求めて
 旅に出た祐巳じゃったな。
 して、どうじゃったのじゃ?
 やはり、ダメであったであろう。
 な、なんと、持ち帰ったじゃとっ!?
 おお、これはまさしく黒胡椒!」

感激した王様から、約束どおり船をもらうことができた!
感謝の気持ちを伝えようと直後に話しかけると……。

ポルトガ王
「胡椒はうまいのう。わしは食べすぎで眠い。
 話はそこの大臣にな。」

……そのまま食べたんですか!?
しかも、眠くなるほどの量を……。


ともあれ、ついに船を手に入れた!
一行は宿に泊まり、船に乗ってポルトガを後にする。

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