最終話・掴め! 明日の大団円

パンチとベホイミだけで 竜王を倒したユキは、敵が出なくなったフィールドを歩いて、
今までに訪れた町を回ってみる。
人々は平和が訪れたことを喜び、口々にユキをたたえた。
ロトの剣のことを話していたマイラの村の老人に話を聞いてみると……。

老人「なんと、ロトの剣を使わずに 竜王を倒してしまうとは……。
   おぬしは本当にたいした男じゃわい!」

いや、竹ざおすら使ってないんですけど……。

さて、リムルダール、マイラ、ガライと回ったユキは、
ドムドーラの町で吟遊詩人ガライの 亡霊 と対面。
その後、メルキドの町へ。
メルキドの町でいまさら不思議な木の実を見つけ、ユキのMPがアップ。
そして、ユキはラダトームの町に向かった。
ここで、ユキは マイラの村のパフパフ娘 のことを思い出した。
現在の所持金は500ゴールドしかないが、パフパフは1回20ゴールド。
なんと、25回もパフパフできるではないか!
ユキはダッシュでマイラの村に向かい、パフパフ娘の前にやってきた。

パフパフ娘「この世界が平和になって、この温泉にももっともっと人が来るようになるわっ。
      そうしたらあたしもいい人と巡り会えるかもね。」

彼女の話は以上。
パフパフはないのか〜。(泣)

その後、失意のままにユキはラダトームの城へ。
王様たちが出迎えてくれた。

王様「おお! ユキ! 全ては古い言い伝えのままであった!
   すなわち、そなたこそは勇者ロトの血を引く者!
   そなたこそ、この世界を治めるにふさわしいお方なのじゃ!
   どうじゃ? このわしに代わってこの国を治めてくれるな?」

しかし、ユキは言った。

ユキ「いいえ、もし私の治める国があるなら、
   それは私自身で探したいのです。」

王様「そうか……。そういうことならもう止めまい。
   ユキよ。気を付けて旅立つのじゃぞ。」

すると、どこからかローラ姫がやってきた。

ローラ姫「待ってくださいませ!
     そのあなたの旅にローラもお供しとうございます。
     このローラも連れてってくださいますね?

ここで取れる選択肢は2つ。
「はい」と答えるか、「いいえ」と答えるか。
ユキはお姫様には見知らぬ地への旅は辛いだろうと考え、申し出を断ることにした。

ローラ姫「そんな、ひどい……。」

しかし、これもローラ姫のためだ。
姫もいつかきっとわかってくれるだろう。
だが……。

ローラ姫「そのあなたの旅にローラもお供しとうございます。
     このローラも連れてってくださいますね?」

ユキ「いいえ」
ローラ姫「そんな、ひどい……。
     そのあなたの旅にローラもお供しとうございます。
     このローラも連れてってくださいますね?」
ユキ「いいえ」
ローラ姫「そんな、ひどい……。
     そのあなたの旅にローラもお供しとうございます。
     このローラも連れてってくださいますね?」

間違いない。
こいつ、なにがなんでもついて来るつもりだ。
ユキは「はい」と言うまで一歩も動けない。

ローラ姫の 強迫 熱意に心を動かされたユキは、
ついに姫の申し出を受けることにした。

そして、ユキとローラ姫の新しい旅がはじまる……。

〜END〜

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